集中力の維持や眠気覚まし、口の寂しさを紛らわせるためによく食べられるガム。
職場やおでかけ先などでも食べる方は結構おおいのではないでしょうか。
しかし気になるのがその咀嚼音で、「くちゃくちゃ」という音が、不快で聞いていられないという方も結構います。
またガムを噛みながら喋られるのも、かなり不快と感じる方もいるのではないでしょうか。
できればやめてほしい行為ではありますが、デリケートな問題なので「伝えて相手が嫌な気持ちにならないか」「面倒なことにならないか」と考えてしまう方もいるかと思います。
そこで今回は人間関係を壊さずに、ガムをくちゃくちゃ食べる人への対処法についてお伝えしていきます。
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ガムを人前で食べることはおかしい?
そもそもガムを人前で食べる行為についてのマナーはどうなのでしょうか。
結論をお伝えすると、状況によってマナー違反かどうかが決まります。
例えば職場内のオフィスワークにおいて全員が業務中の場合は、音を立てなければ特にマナー違反とはならないでしょう。
ただし会議中であったり、朝礼中など誰かが話している時間にガムを噛むことは、マナー違反と受け取られる可能性が高いでしょう。
接客業であれば、よほどカジュアルな環境でない限りは基本的にマナー違反です。
友人の前においては関係性によりけりです。ただし好感を得ることは少なく、不快に感じる方が多いのでできるだけ避けるのが無難と言えます。
電車や飛行機内でのガムは?
公共の場におけるガムについても、音を立てなければ基本的にマナー違反となることは少ないでしょう。
これが「くちゃくちゃ」と音を立てるほどであれば、不快に感じる方が多く、マナー違反と言えます。
しかしガムの咀嚼音が違法ということはなく、もしそういった方がいても法的に罰することはできないのが現状です。
そのため仮にガムをくちゃくちゃと食べていた人がいたとしても、注意できることができずに、暗黙の了解として見過ごされる場合がほとんでしょう。
ガムをくちゃくちゃと音を食べる人の心理や育ち
ガムのくちゃくちゃ音が気になる人は、
「なんでそんなに音を立てるのだろう?」
「口を開けずに噛めないのかな?」
と疑問に思うことでしょう。自分であれば絶対にそんなことはしないのに、なぜ音を立てて食べるのか理解に苦しむ方も多いかと思います。
ガムをくちゃくちゃと音を立てて食べる人の心理や育ちについて解説していきます。
心理
- 何も考えていない
- 目立ちたがり
- ストレスを感じている
- 音で刺激を受ける感覚を持っている
育ち
- 親が音を立てて食べている
- 口呼吸が日常的
- 周りに注意してくれる人がいなかった
心理1:何も考えていない
音を立てることが無意識のうちに身についてしまった場合、それが習慣化されてしまい、特に注意を払わない限り止めることが難しい場合があります。
悪気はなくやってしまっている方も結構多いので、この場合は注意することでやめてくれる可能性が高いです。
普段の業務上でのやりとりや、会話に対して物分かりがいい人に関しては、このケースがあてはまっていることが多いので、そういった場合は一言声をかけてみましょう。
心理2:目立ちたがり
ガムを食べるときにわざとくちゃくちゃと大きな音を立てている場合は、その人が目立ちたがりの場合があります。
くちゃくちゃと音を立てていると、一部の人から声がかかる可能性があるので、注意を引くためにやっていることもあるのです。
こういった方の場合は「寂しがり屋」の方が意外と多いです。そのため「そんなに音を立てていると周りの人から嫌われるよ」と伝えるとやめてくれる可能性があります。
もちろん逆上して怒るケースもあるので、全員にこの対処をするとトラブルになってしまいます。相手を選んで発言するようにしましょう。
心理3:ストレスを感じている
人はイライラしていると行動が荒くなり、なにかしらに怒りをぶつけたくなります。
それが物であったり、食事であったり人ぞれぞれです。イライラしているときは咀嚼も早くなりがちなので、ガムを食べている際に大きな音が出ている場合は、ストレスを感じている可能性があるでしょう。
こんな方には「何かあった?」「話聞くよ」といった一声で解決できる場合があります。ただし普段そこまで音がでない方であれば、そっとしておくことで収まるケースもあるので、なにもしないことも1つの解決方法といえます。
心理4:音で刺激を受ける感覚を持っている
これは非常にまれなケースですが、大きな音を立てることで刺激を受ける方がいます。
その刺激は自分に快感を与えるため、その快感を得るために無意識でやってしまう方もいるのです。
たとえばくしゃみを大きくしたり、鼻水をかむときに大きくしたりなど、生理的な現象において大きな音を立てる方はこのケースに当てはまります。
育ち1:親が音を立てて食べている
子供は親を見て育ちます。親の言動や行動がそのままうつっている可能性が高いです。
なので親がガムをくちゃくちゃと食べている場合は、その子供も無意識にくちゃくちゃと食べるようになりやすいです。
子供は親がやっていることは「正しい」と認識しやすいので、特に親から指摘や注意がなかった場合はそのまま続けてしまうというわけです。
ガムのくちゃくちゃに限らず、箸の持ち方や食べながら喋るなどのマナー違反については、親の影響がほとんどといっても過言ではありません。
育ち2:口呼吸が日常的
近年の口呼吸をしてしまっている方が増えて生きているようです。
マスク生活での息苦しさや、長時間のスマホやゲーム、軟食による口の周りの筋肉の衰えが原因で、口呼吸になると口がポカンと空いた状態が多くなります。
また咀嚼時も顎の力がないため、少し口が開いた状態になることがあり、結果として音が漏れてしまうということも。
そのためガムを食べている際に自然とくちゃくちゃとした音を立ててしまうというわけです。
育ち3:周りに注意してくれる人がいなかった
ガムのくちゃくちゃ音に対して何も思わない方もいますが、不快に感じる方もいる以上できるだけ音は立てないほうがいいです。
なので本当に友達想いの人や部下想いの上司がいれば、ガムのくちゃくちゃを指摘してくれます。
ですがそういった友人や上司がいない場合は誰も注意してくれないので、何も気づかずにガムをくちゃくちゃと食べてしまうのです。
本人はわざと嫌がらせをしたくてやっているわけではないケースが多いので、少しかわいそうな環境ともいえます。
ガムをくちゃくちゃ食べる人への対処法
最後にガムをくちゃくちゃ食べてしまう人への対処法についてお伝えします。ポイントは以下の3つです。
ポイント
- 優しく伝える
- 第三者を使って伝える
- ガムを禁止にする(職場推奨)
優しくはっきりと伝える
自分の言葉で直接伝えることができる場合は、相手に対して優しくはっきりと伝えることが大切です。あいまいな言葉で濁すと、かえって関係性を悪化させやすいです。
その際言葉選びは非常に重要なので、非難や攻撃的な言葉を使わずにトーンに注意して伝えることが重要です。
悪い例
- ガムのくちゃくちゃ音がうるさくて気持ち悪いからやめてほしい。
- ガムのくちゃくちゃ音ってわざと?できればでいいんだけど直してもらったりすることは可能。無理だったらいいんだけど・・・
うるさいや気持ち悪いなど、非難の言葉は使わないようにしましょう。また「できればでいい」や「無理だったらいい」といった言葉もNG。
最悪やらなくてもいいことなら「わざわざ言わないでほしい」と感じられてしまいます。そのため、自分の気持ちをはっきりと伝えるようにしましょう。
良い例
- すみませんガムの音が気になるので、音を立てずに食べていただけますか?
- ガムをくちゃくちゃ食べると僕も嫌だし周りの人にも引かれてしまうから、〇〇(相手の名前)にとってマイナスだからやめたほうがいいよ。
大切なのは自分の気持ちを伝えることです。「周りが嫌がっている」という言葉を使いがちですが、その事実がない場合は他の人にも迷惑がかかるため、できるだけ使わないようにしましょう。
2つめの良い例に紹介したいように、可能性を示唆する場合はそのトラブルが発生しづらいのでおすすめです。
第三者や紙を使って伝える
直接相手に伝えるのではなく、第三者や上司など、より権威ある人物に問題を伝えて対処してもらうことも考えられます。
職場の人が少ない場合は特定されてしまうリスクがあるので注意が必要です。
人事や総務関係の人に守秘して伝えてもらうようにしましょう。この際あまり若い人には言わないことが大切です。
社会経験を積んでいる人であれば、こういったトラブルには慣れており、口も硬い方が多いからです。
ガムを禁止にする(職場推奨)
ガムの音が問題である場合、状況に応じてガムを提供しないという選択肢も考えられます。
特に集中力を必要とする作業や会議などであれば、ガムを噛む行為は禁止とすることも1つです。
あまりにも強制的なものに関しては、ハラスメントに該当する可能性があるので注意しましょう。
いずれにしてもチームリーダーや会社規定の変更等が絡んでくるので、人事・総務の方に相談することが大切ですね。
今回はガムのくちゃくちゃ音についての原因や対処法についてお伝えしました。
デリケートな問題なので、直してほしい場合は慎重になる必要があります。
ですがいつまでも我慢していたりするのもしんどいので、今回紹介した方法を使ってしっかりと伝えましょう。
もしそれで関係性が壊れてしまうようであれば、それはもともと相性が悪いと考えることも1つです。
コミュニケーションを円滑にするためには、ある程度の我慢も必要ですがあまり無理しないようにしましょう。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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