「7時間睡眠をとっているのに眠い」
「日中ずっと眠い」
「休日に寝ても寝ても眠い」
このような経験をしている方は結構多いのではないでしょうか?明らかに睡眠不足だとわかっているのであればそれが原因ですが、寝ているのに眠いとなると、「病気じゃないの?」と不安に思う方もいると思います。
そこで今回は「寝ても寝ても眠い」と悩む方に向けて、原因や解決方法をご紹介します。この記事を最後まで読めばきっと日中もスッキリと起きていられ、快適な睡眠生活を手に入れられますよ。
この記事を読んでわかること
- 寝ても寝ても眠い理由・原因
- 寝ても眠いのは病気かどうか
- 寝ても寝ても眠いを解決する方法
目次(本サイトはアフィリエイトを含む記事があります)
寝ても寝ても眠い原因・理由は?
どんだけ寝ても一日中眠いという場合、以下の原因が考えられます。少し多いですが、自分が当てはまりそうなものがきっとあるはずです。
寝ても寝ても眠い原因
- 睡眠の質が低い
- 目覚めの質が悪い
- エネルギーが不足している
- ごはんやパン・ラーメンなどの炭水化物をよく食べる
- カフェインを摂りすぎている
- 運動不足
- うつ病や過眠症などの病気
1つずつ簡単に見ていきましょう。
睡眠の質が低い
寝ても寝ても眠い原因の多くを占めるのが「睡眠の質が低い」ということです。
睡眠の質が低いよくある理由としては、
- ベッドや枕があっていない
- 室温や湿度が快適じゃない
- 寝る時に明かりがついている
- 寝る前にアルコールやカフェイン・たばこを摂取している
- 昼寝をし過ぎている
- 不安や考え事がたくさんある
- 平日と休日で睡眠サイクルにバラつきがある
- 周囲で音がしている
- 就寝1~2時間前に食事を摂っている
このようなものがあります。上記に1つでも当てはまるものがあれば、睡眠の質が低くなる可能性があるので見直す必要があります。
目覚めの質が悪い
寝ている時の質もそうですが、目覚める時の質が悪い場合も、一日中眠くなる原因になります。例えば、
- アラームを爆音で鳴らして起きている
- 起きては寝て起きては寝てを何度か繰り返す
- 太陽光で起きていない
- 起きた直後にSNS等でネガティブな情報を得る
- 深い睡眠(ノンレム睡眠)の時に起きてしまっている
上記のような場合、寝ている時間は確保できていても、一日中ボーっとする、眠いといったことに繋がります。
目覚めの質も睡眠の質と同様に大切な事なので、「寝ても寝ても眠い」と悩む人は見直していきましょう。
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エネルギーが不足している
眠いという状態は、脳が起きていないという状態にもにています。
脳が起きていない原因の1つに「エネルギー不足」が考えられます。
眠いという状態では、鉄分不足やビタミン不足が考えられるので、サプリメントなどで応用できる場合があります。
また朝ごはんを食べていないという方も、一日のエネルギーを摂取できていないことになるので、一日中頭が働かないということも考えられますね。
ごはんやパン・ラーメンなどの炭水化物をよく食べる
睡眠と食事は密接な関係にあります。「眠い」をつくる原因の1つに「炭水化物」があります。その炭水化物のなかでも、血糖値を急上昇させる、ごはんやパン・ラーメンなどは要注意。
血糖値が急上昇することで、体は上がった血糖値を下げようと「インスリン」という物質を分泌します。
そして次は血糖値が急降下するのですが、この血糖値の乱高下が起きると血糖値スパイクといって、強い眠気や倦怠感を感じるのです。
主食にごはん・パン・ラーメン・パスタ・粉ものを摂っているという方は、これが原因と考えられます。
血糖値を急上昇させない、低GI食品に変えることで対策できるので検討してみましょう。
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カフェインを摂りすぎている
眠気覚ましとして代表的な「カフェイン」。コーヒーや緑茶、エナジードリンクなどによく含まれていますが、これの摂りすぎが逆に寝ても寝ても眠いということを引き起こします。
カフェインは確かに眠気覚ましは効果的なのですが、摂取しているとカフェイン耐性がつき、効果が表れないことでどんどんカフェインを摂取するという。カフェイン中毒になりやすくなります。
カフェイン中毒になると、
- 心拍数の過剰な増加
- 精神的な不安
- 身体の震え
- 眠れない
といった症状が起き、結果として睡眠の質が悪くなることで、慢性的な睡眠不足になってしまうのです。
摂取量でいうとコーヒー4,5杯分(400mg)。これ以上摂取している方は要注意です。
運動不足
子供の頃はそこまで日中眠くなるといったことを感じていなかったけど、社会人になって日中に強い眠さを感じる方がいます。
それは運動不足が原因の1つになります。社会人になるとどうしても運動する時間がとれず、慢性的に血行不良などの状態の人が増えます。
その結果睡眠の質が低下したり、日中にだるさや体中のコリを感じて、「なんだか眠い」ということに繋がるのです。
定期的な運動は健康において様々なメリットを与えるので、運動していないと感じる方は手軽にできる運動からでもいいので始めてみましょう。
うつ病や過眠症などの病気
寝ても寝ても眠い場合、
- うつ病
- ナルコレプシー
- 特発性過眠症
- 反復性過眠症(クライネ-レビン症候群)
といった病気の可能性があります。過眠症に関しては10代~20代の方で発症する方が多いので、若い方は注意しましょう。
うつ病に関しては40代男性が最も多いとされているので、「会社に行きたくない」などと感じる方は注意が必要です。
日常的にストレスが多い方は要注意
うつ病か過眠症は日常のストレスが関係すると言われています。
会社で嫌な事がある、めんどくさい人間関係がある、このようなことはうつ病に大きく関係してくるので、職場環境などもとても大切です。
ほかにもつまらない仕事をずっとやっているなども、気分が上がらない状態が続くことで、このような病気に繋がりやすいでしょう。
▼参考記事
ひたすら寝てしまうのはうつ病?それとも過眠症?
休日に寝ても寝ても眠い!それ逆効果の可能性あり
平日あまり寝れないから休日にたくさん寝よう。このように考える方は結構多いです。
しかしそれは逆効果の可能性があります。「寝だめ」とも言いますが、寝だめをすると、
- 倦怠感を感じる
- 休み明けをうつに感じる
- 休日を無駄にしたとネガティブになる
といったデメリットを感じます。その結果休日・平日の睡眠の質が下がり、またずっと眠くなるという悪循環が生まれるのです。
休日がだから好きなだけ寝ていたい気持ちはよくわかりますが、長くても平日の+1時間程度に収めておきましょう。
休日無気力症候群の可能性もある
別に寝ようと思って寝ているわけではなく、
- 休日になると何もやる気がおきない
- 起き上がれるのがお昼過ぎになる
- どこかに平日は行きたいと思うが、休日になるとやる気が出ない
- 仕事のいやなことを考えて休日の最後を迎える
- 部屋がだんだんと汚くなってくる 整理整頓ができない
- 月曜日が来ないでほしい
このような事が起きている場合、休日無気力症候群の可能性もあります。うつ病の前触れともいわれているので、気になる方は診療してみるのも1つです。
▼詳しくはコチラの記事をご覧ください
「寝ても寝ても眠い」の解決方法
原因についてある程度わかったところで、解決方法を見ていきましょう。解決方法としては、
- 睡眠の質を高める
- 適度な運動・筋トレを行う
- 暴飲暴食せず適切な食事を摂る
- 休日だからといって睡眠サイクルを変えない
上記の事を注意しましょう。こちらも1つずつ解説していきます。
睡眠の質を高める
寝ても寝ても眠いの大きな原因である睡眠の質。この質を高めることで問題解決できることがほとんどです。
ポイントを簡潔にまとめたので、下記のことを行えていないかたは少しずつでもいいので取り入れていきましょう。
睡眠の質を高めるポイント
- 寝る30分前にスマホやPCの光を浴びない
- 部屋を真っ暗にして寝る
- 寝る1~2時間前に食事やアルコールたばこをとらない
- 体温が高い状態で寝ない
- 湿度は40~60%を維持する
- 室温は25度前後
- 古いマットレスや枕を使わない(自分にあったものならOK)
適度な運動・筋トレを行う
適度な運動は睡眠の質を高めるだけでなく、テストステロンというやる気ホルモンがでるので、脳が活発的になります。
筋トレを行っている人はなんだか意識が高く、活動的にみえますよね。あれはこのやる気ホルモンをうまく活用しているのです。
体が適度に疲れることで寝つきもよくなるので、普段運動していな人は取り入れてみましょう。
暴飲暴食せず適切な食事を摂る
暴飲暴食をすると胃腸に大きな負荷がかかります。そうすると血糖値スパイクも起きて強い眠気に襲われますし、なにより体に大きな負荷を与えます。
確実に睡眠の質も下げますし、様々な病気のリスクが高まるので極力やめるようにしましょう。
休日だからといって睡眠サイクルを変えない
ゆっくりしたい休日。いつまでも寝ていたい気持ちもあるかもしれませんが、睡眠サイクルが狂うと平日にまで支障をきたします。
睡眠サイクルが狂うと、脳の活動タイミングもずれて、十分なパフォーマンスを発揮できません。
つい夜更かしなどもしがちですが、なるべく平日と同じサイクルをとれるように頑張りましょう。
今回は「寝ても寝ても眠い」という方に向けて、原因や解決方法をご紹介しました。
原因が分からなかった方、どうすれば解決できるのか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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