「無性に体に悪いものを食べたい!」
「ラーメン・ハンバーガーは体に悪いけど食べたい!」
「無償にケーキが食べたい...」
となぜだか体に悪いもの食べたくなる時ってありませんか?普通であれば体に悪いものとわかっているのであれば、摂取は控えたいところですが、なぜ体に悪いものを食べたくなってしまうのでしょうか。
この記事では管理栄養士監修のもと、体に悪いものを食べたくなる理由について解説していきます。
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体に悪いものが食べたくなる理由は依存性にあり!?
体に悪いものを食べたくなる理由を見る前に1つ質問です。
「体に悪いものを食べたいと思った時、想像した食べ物はなんですか?」
この質問に対して、以下の食べ物が入っていないかチェックしてみてください。
チェックリスト
- ラーメン
- ピザ
- ハンバーガー
- ケーキ
- ドーナツ
- 揚げ物類
- パスタ
- お好み焼きやたこ焼きなどの粉もの
どうでしょうか?当てはまらなかった方もいるかもしれませんが、上記のものを食べたいと思った人は結構いるのではないでしょうか。
実は上記の食べ物には共通点があるのです。それは小麦粉を使っているということです。
小麦粉には依存性がある
知らない方も多いかもしれませんが、小麦粉を使った料理は「グルテン」という成分が含まれており、たばこに含まれるニコチンと同様に依存性があるのです。
そのため小麦粉が使われた料理やお菓子類は、食べれば食べるほど、もっと食べたくなるという依存症を起こしてしまうのです。
そして期間が空いたとしても、依存性は体に残っているので、「無性に体に悪いものが食べたくなる」という感情を引き起こすというわけです。
小麦粉が使われている料理・お菓子は基本的に体に悪い
そして小麦粉は血糖値を急上昇させる働きがあり、摂取することで体に大きな負荷を与えます。
血糖値が急上昇すると、体はインスリンという物質を出して、次は血糖値を急降下させます。
この血糖値の乱高下が体に大きな負荷がかかるのです。この状態を血糖値スパイクともいい激しい眠気を誘います。
それだけでなく、自律神経の不調が弾き起り、イライラや不安の引き金になったり、脂肪の合成が促進されて太りやすくなったりします。
さらには動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの重い病気のリスクも高まることが分かっているので注意が必要なのです。
グルテンは腸内環境も悪化させる
そしてグルテンは消化しにくいという特徴があり、摂取することにより腸内環境を悪化させるという特徴があります。
グルテンが消化器官内にへばりつくと、そのほかの栄養素を吸収しにくくなることで、栄養不足になったり片頭痛などを引き起こすことにも繋がるのです。
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体に悪いものを食べたくな理由は栄養不足の可能性
体に悪いものを食べたくなる理由としては、小麦粉の依存性ともう1つ考えられるのは栄養不足です。
人間は結構正直なもので、体に特定の栄養素が欠如すると、それを求めるようになります。
例えば糖質が不足している時は、白米やラーメンなどの炭水化物を異常に摂取したくなるようになります。
それは体が「この食べ物を食べれば、足りていないものを満たすことができる」ということをすでに知っているからです。
次に無性に食べたくなる原因と不足している栄養素の一覧を紹介していきます。
無性に食べたくなる原因とは?一覧で不足している栄養素を紹介
体に悪いものを食べたくなる、無性に食べたくなるものがでてくる原因は、体に足りていない栄養素があるからというのが1つです。
ここでは「〇〇が欲しい!」と思った時、もしかするとこの栄養素が足りていないというものを一覧でご紹介します。
無性に辛い物を食べたくなる時に不足している栄養素
無性に辛い物が食べたいときはストレスが溜まっているサインともいわれています。
以下の栄養素が足りていない可能性があります。
足りていない栄養素
- ビタミン
おすすめの食べ物
肉類、魚介類、緑黄色野菜、果物 など
無性に甘い物を食べたくなる時に不足している栄養素
無性に甘いものを食べたいときは、体が疲れているというサインと言われています。
甘いものを無性に食べたいときは以下の栄養素が足りていない可能性があります。
足りていない栄養素
- タンパク質
- 糖質
おすすめの食べ物
肉、魚類、大豆製品、卵、乳製品 など
無性にしょっぱい物を食べたくなる時に不足している栄養素
無性にしょっぱい物が食べたいときは以下の栄養素が足りていない可能性があります。
足りていない栄養素
- ミネラル
- ビタミン
おすすめの食べ物
貝類、海藻類、大豆製品、レバー など
無性に脂っこい物を食べたくなる時に不足している栄養素
無性に辛い物が食べたいときは以下の栄養素が足りていない可能性があります。
足りていない栄養素
- カリウム
おすすめの食べ物
ブロッコリー、アボカド
無性に酸っぱい物を食べたくなる時に不足している栄養素
無性に酸っぱい物が食べたいときは、胃腸の疲れのサインともいわれています。
酸っぱい物を食べたいときは以下の栄養素が足りていない可能性があります。
足りていない栄養素
- 糖分
- カルシウム
- ミネラル
おすすめの食べ物
貝梅干し、黒酢、柑橘系、海藻類、豆類、そば など
今回は体に悪いものが食べたいと思う理由について解説しました。
無性に食べたくなるものが出る時は、何かしらの栄養不足であったり、小麦粉などの依存症が考えられます。
他にもその料理自体が自分の好みということも十分に考えられ、その場合は大きな問題はないでしょう。
今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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