「さっきまでやる気あったのに無くなった」
「昨日はまではやる気があったのに朝起きたらだるくなっていた」
「常にだるい、眠い、やる気が起きない」
なんて方は結構いるのではないでしょうか。その原因の1つに考えられるのが疲労物質である「アデノシン」が原因かもしれません。
この記事では、やる気を継続させるための方法や、アデノシンを抑える方法をご紹介します。
▼今回はDaiGoさんの動画を元に紹介していきます。動画ではわかりやすく約9分くらいで紹介していますが、この記事は簡単に3分ほどで読めるようにしてあります。要点だけ見たい方は記事を読み進めていきましょう。
この記事を読んで分かること
- アデノシンがなんなのか
- やる気を継続させるための方法
目次(本サイトはアフィリエイトを含む記事があります)
そもそもアデノシンとは?
アデノシンとは疲労物質や睡眠物質の1つであり、人間の脳や体を休ませる必要があるときに分泌されます。
そのため休憩する時や睡眠するときに分泌されると、効果的な睡眠を行うことができるのですが、反対にやる気やモチベーションを下げてしまうことにもなるのです。
このアデノシンの分泌タイミングをコントロールすることで、やる気を維持させることができます。
なぜアデノシンが分泌される?
アデノシンが分泌されるタイミングはいくつかありますが、代表的なのが「頭を使った時」です。
勉強のあとや仕事で頭を使うときはとても疲れますよね。やり切った後はそのままだらけてしまうなんてことがありませんか?
それはアデノシンが分泌されているからだと考えられます。
人間は頭を使うと「ブドウ糖」が燃焼されます。燃焼後にアデノシンが分泌され、そのアデノシンはやる気ホルモンである「ドーパミン」をブロックするのです。
なので頭を使ったあとはやる気が無くなってしまうというわけですね。
アデノシンの対策方法4つ
アデノシンがどんなものかわかったところで、対策方法を見ていきましょう。
このアデノシンの対策に関しては、キャンベラ大学の研究が参考になり、主に4つの方法を提唱しています。それがコチラ。
アデノシン対策
- カフェインを入れる
- なるべく頭を使わない時間を作る
- 激しい運動をする
- 普段から軽度の精神疲労を味わい体を慣らしておく
この4つです。1つずつ簡単に見ていきましょう。
➀カフェインを入れる
眠気覚ましでもよく使われるカフェインは、一時的にアデノシンをブロックする働きがあります。
摂取量として1日100~200mgのカフェインを取り入れるのがおすすめ。コーヒーに置き換えると大体350ml程度が目安になります。
摂るタイミングは、昼寝の10~20分前が効果的で、継続的に摂ってしまうとカフェインになれてしまい十分に効果を発揮できません。
そしてアデノシンがすでに脳に溜まっている状態でカフェインを入れてもあまり意味がないので、疲れる前に摂取しておくことが望ましいですね。
なるべく頭を使わない時間を作る
アデノシンは頭を使えば使うほど分泌され、ドーパミンをブロックします。その結果やる気やモチベーションが下がります。
なので頭をあまり使わない時間を作ると、アデノシンの分泌を抑えることができ、結果としてやる気を維持することができるのです。
方法としては、
- 目を閉じて横になる
- 瞑想
- 散歩
といったものです。これらを一日の間にちょこちょこと入れておくと、やる気を長い時間維持することができます。
ただし休憩中のスマホはNG
休憩中にスマホを使う方はかなり多いかと思いますが、集中力ややる気の維持といった面で見るとNGな行為です。
理由はスマホは結構頭を使ってしまうから。ゲームをしながらSNSを見たり、動画を見ながら他の作業をするなどの行為は、結構頭を使うのでアデノシンが分泌されてしまいます。
なのでまともに休憩ができず、やる気が落ちてしまうということに繋がるわけですね
➂激しい運動をする
疲れているのに激しい運動?と思う方もいるかもしれませんが、スプリントレベル(最大心拍数80~90%)の運動を行うと、アデノシンの増加を一時的に抑えることができます。
30秒から1分ほどでも構わないので、
- 坂道ダッシュ
- バーピー(ジャンプして腕たてふせ)
- 二重跳び
といったように、高負荷な運動をするとやる気を継続することができます。
筋トレを継続的に行っている方やアスリートが活力的なのも、この激しい運動が関係してきますね。
④普段から軽度の精神疲労を味わい体を慣らしておく
実はアデノシンは脳が慣れを起こします。例えば毎日1kmを走ると決めた場合、初日はしんどいかもしれませんが、1か月後はだいぶ楽になっているというように、脳内でも同じような事が起きます。
なので勉強を集中してやりたいという場合、いきなり毎日3時間勉強するというようにするのではなく、1日10分の勉強を3回するといったようにするのがおすすめ。
このように軽度のストレスが定期的に起こることで、脳はそのストレスに慣れていきます。その結果1日10分3回の勉強が楽になり、その次にまた負荷を強くしていくということで、より長い時間集中力をもたせることができます。
他にも、
- パズル
- 難問
- 記憶力を鍛えるゲーム
- ルービックキューブ
- 知恵の輪
といった頭を使うものも効果的ですよ。
今回はやる気をなくす原因になる「アデノシン」とその対策方法についてお伝えしました。
やる気はうまくコントロールできれば長時間継続させることができるので、今回紹介した方法を実践してみて、生産性を高めましょう!
今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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