自分の部屋なのになんだか居心地が悪い。部屋は別に汚くないのに落ち着かない。
そんな経験はありませんか?それにはちゃんと理由があります。
今回はインテリアコーディネーター監修のもと、自分の部屋なのに居心地が悪い原因、解決方法をご紹介します。
【監修者】Y.Y
インテリアコーディネーター
実務や資格に基づいた情報を発信。200件以上のインテリアコーディネート経験有。
【経歴・実績】
2014年 富山県の建築学部の大学を卒業
2014~2021年 地元の建築会社で主にデザインの仕事に携わる
2021~年 Webライターとして建築関係・部屋づくり関係の情報を発信
目次(本サイトはアフィリエイトを含む記事があります)
自分の部屋なのに居心地が悪い原因は?
普通はリラックスできるはずの自分の部屋。なのになぜか居心地が悪く感じる。そういう場合は以下の原因が考えられます。
- 部屋が汚い
- 部屋にモノが多すぎる
- 部屋に何もなさすぎる
- たくさんの色が使われている
- 興奮色が使われている
- 湿度が高い
- 誰かが入ってきたら不安という気持ちがある
- 隣の部屋から音がする
1つずつ簡単に見ていきましょう。
部屋が汚い
自分の部屋なのに居心地が悪い・落ち着けないという原因に多いのが、部屋が汚いということです。
部屋を見回して汚いと感じれば、それが原因の可能性は十分あります。
部屋が汚いと、ほこりやカビなどが増え空気が悪くなります。またいろんなところに目がいくので、精神的にも衛生的にもマイナスです。
部屋にモノが多すぎる
部屋が汚いと似てきますが、部屋にたくさんのモノがあると居心地が悪くなったり、落ち着けない部屋になってしまいます。
モノが多いとそれだけいろんなところに目が行くので、注意散漫になってしまい、集中できないと言ったことが起きるのです。
部屋に何もなさすぎる
逆に部屋に何もなさすぎても居心地が悪いという場合があります。例えば何もない真っ白な空間に一人だけいるという状況を想像してみてください。
なんとも落ち着けないような気がしませんか?なにも無い部屋は音が反響しやすかったり、不安に駆られるという特徴があるのです。
なのでモノが多すぎてもダメですが、逆に何ものなさすぎるのも、居心地が悪い原因になるのです。
たくさんの色が使われている
居心地のいい部屋は色数が少ないです。メインで使われるカラーは3~4色が理想です。
例えば、
床:ブラウン
壁・天井:白
カーテン:グリーン
家具:ベージュ
といったところ。そこにテレビやその他家電・雑貨などを使っても、5~6色くらいに収めておくと落ち着ける部屋になるでしょう。
逆に虹色のようなカラフルな部屋だと落ち着けません。たくさんの色を使わないように工夫しましょう。
興奮色が使われている
たくさんの色を使わないことも大切ですが、興奮色と言われる、彩度・明度の高い赤やオレンジ・ピンクといった色を使わないことも大切です。
興奮色は心拍数を上げ気分を高揚させる効果をもちます。なので運動する時や元気を出したいときには効果ですが、部屋でリラックスするとなると向いていないのです。
クッションやカーテン、その他雑貨類で赤やオレンジ・ピンクが使われていないかチェックしてみましょう。
湿度が高い
自分の部屋で居心地が悪い場合、「湿度」が関係しているかもしれません。
人が快適に過ごせる湿度は40~60%とされています。40%は以下だと乾燥しやすく、60%以上だとジメッとした空間になり、ダニやカビが発生するようになります。
ジメッとした空間は快適に過ごしにくく、不快な気持ちになり、落ち着けない・居心地が悪いといったことに繋がるわけですね。
▼参考記事
目安は40~60%!室内の湿度をコントロールして健康的な暮らしを
誰かが入ってきたら不安という気持ちがある
自分の部屋だけど誰かが入ってくる可能性がある、という場合は居心地が悪い・落ち着けないということに繋がります。
廊下から歩く音が聴こえる、階段を上ってくる音が聞こえると、急に不安に駆られる場合は、HSPやADHDなどの病気の可能性もあります。
▼詳しくはコチラの記事をご覧ください
隣の部屋から音がする・漏れないか心配
隣の部屋やリビングから音がする場合、もしくはこちらから漏れる可能性がある場合、居心地が悪い・落ち着けないということに繋がる場合があります。
距離や壁があることである程度音は遮られますが、微妙に聞こえるという状況が逆に居心地を悪くします。
微妙に聞こえる・聞こえないの状態は、情報として処理できないので、イライラに繋がるのです。
例えば小声で噂話などを聞いたときに、なにを話しているんだろうと気になるのと似ています。なので、自分の部屋以外から音が聞こえている場合は、落ち着けないという状態になってしまうかもしれません。
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自分の部屋の居心地をよくする方法
自分の部屋なのに居心地が悪い・落ち着かない原因について解説しました。
続いて自分の部屋の居心地をよくする方法を見ていきましょう。
部屋を掃除する
まず一番手ごろにできるのが部屋の掃除です。
3ヶ月以上使っていないものは捨てるなど、思い切った断捨離も必要です。
同時に色が使われすぎていないかなどもチェックしましょう。
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除加湿空気清浄機を買う
自分の部屋なのに居心地が悪い理由の1つである「湿度」。またハウスダストや花粉なども居心地を悪くします。
そこでおすすめなのが除加湿空気清浄機です。冬の加湿・夏場の除湿をしつつ、空気も綺麗にするので、快適な空間にすることができます。
エアコンでも同様の機能がある場合もありますが、買い替えなども大変なので、気軽に使える除加湿空気清浄機はとてもおすすめですよ。
インテリアコーディネーターおすすめの除加湿空気清浄機
部屋に鍵をつける
部屋に誰かが入ってくる可能性があるというのも、落ち着けない理由の1つ。
そんな方は部屋に鍵をつけるのがおすすめ。ただし鍵をつける際は家族に確認を取っておきましょう。
鍵をつけておくことで不用意に入られなくなるので、安心して自分の部屋でリラックスすることができますよ。
▼鍵についてはコチラの記事がおすすめです
自分好みの部屋にDIYする
自分の部屋を自分が好きなようにDIYしていくことで、その部屋で過ごすのが段々好きになります。
自分がいいなと思う壁紙に張り替えたり、好きな家具を置いたりしてみましょう。
また気に入らない家具でも、リメイクシールなどを使うことで、簡単に自分好みに変更することもできます。
自分の好きな香りを空間に取り入れる
匂いもリラックスにはとても大切な要素。無臭でも問題はありませんが、自分が落ち着ける匂いがあるので、それを空間に取り入れることで、落ち着ける空間にすることができます。
匂いは種類がたくさんあるので、実際に店頭などで匂いをチェックしてみるのがおすすめです。
また万人受けする匂いもあるので、とりあえずみんながいい匂いと思うものがはこの後に紹介するものを参考にしてみてください。
インテリアコーディネーターおすすめのアロマグッズ
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今回は自分の部屋なのに居心地が悪いという方に向けて、原因や対策方法を紹介しました。
せっかくの自分の部屋ですから、できるだけリラックスできる空間にする方が精神的にも良い影響を与えます。
今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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