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【管理栄養士監修】食べちゃいけないのに食べちゃうのはなんで?我慢できない食欲を解決する方法!

夏が近づきダイエットしようと考えている人も多いかと思います。

そこでできるだけ食べてはいけないと思っているのに、どうしても我慢できずに食べてしまうのは一体何でなのでしょうか。

またこの食欲を抑える方法はあるのでしょうか。この記事では管理栄養士監修のもと、食べちゃいけないのに食べちゃうのは何でなのか、食欲を我慢する方法について解説していきます。

【監修者】M.N

福井県出身の管理栄養士。
論文や企業から学んだ正しい知識を、誠心誠意をもって情報発信。
過去に書いた記事は300本以上。大手メディアにも掲載多数。
【経歴・実績】
2016年  健康栄養学科の大学を卒業・管理栄養士を取得
2016~年 大手食品会社勤務 主に商品開発に携わる
2021~年 健康に関する情報発信・Webライターとして活動

食べちゃいけないのに食べちゃう4つの理由

食べちゃいけないと思っているのに我慢できずに食べてしまう理由は以下の4つが考えられます。

理由

  • ストレスなどの心理的・精神的理由
  • 周りにいる人の影響
  • 食べたいものが近くにある
  • 栄養不足などの生理的な理由

ストレスなどの心理的・精神的理由

ストレスや不安、うつ病などの精神的な状態が悪いと、食べ物を食べて安心感を得ようとしてしまうことがあります。

過食症といった病気も、こういったストレスなどが原因の1つです。嫌な事があって、ストレスを発散を目的として暴飲暴食してしまう方は要注意です。

食べたら落ち着くということが体感的にクセになっているので、食べてはいけないと思っていても、ストレスを受けることで結局食べてしまうというわけです。

周りにいる人の影響

どれだけ食べちゃいけないと思っていても、周りで美味しそうに食べている人がいればどうしても我慢するのは難しくなります。

美味しい食べ物はそれだけいい匂いをすることがほとんどなので、その匂いに食欲をそそられ食べてしまうということがあります。

職場で間食としてお菓子を食べている人がいる場合、おすそ分けなどで断れないというのも理由の1つとなるでしょう。

食べたいものが近くにある

自宅でよく食べてしまうという方は、そもそも食べたいものが近くにあるということが多いです。

どれだけ食べたくても食べたいものがそこになければ食べられませんが、そこにあれば食べられるという可能性が出るため、それだけ食べてしまう確率は上がります。

1人暮らしであればこれは起きにくいですが、実家暮らしの場合、食べ物が勝手に補充されているというケースが多いためより食べてしまう可能性が高くなります。

栄養不足などの生理的な理由

4つ目が栄養不足などの生理的な理由です。人は特定の栄養が不足していると、その栄養素を補給したくなる欲求が自然と出ます。

極端な話、喉が乾いた時に水を飲みたくなるというのもこういった生理的な理由になります。

他にもお酒をたくさん飲んだ次の日、二日酔いになった場合人は糖質を取りたくなります。

その結果極端にラーメンなどの炭水化物を摂取したくなるのです。こういった経験をしたことがある方は結構多いのではないでしょうか。

▼「〇〇を食べたい!」と思う時に不足していると考えられる栄養素については以下の記事をご覧ください。

無性に○○が食べたいときは栄養不足のサインかも⁈

抑えるのが難しい食欲を抑える方法・出さない方法

食べちゃいけないのに食べちゃう理由がある程度分かったかと思います。気になるのはこの食欲をどうすればいいのかですよね。

ここではその解決方法について解説していきます。

食欲を抑える方法

食欲を抑える方法は以下の3つが挙げられます。1つずつ見ていきましょう。

食欲を抑える方法

  • 朝一にタンパク質をしっかりと摂る
  • 食物繊維をよく摂る
  • GLP-1注射を打つ

朝一にタンパク質をしっかりと摂る

タンパク質を豊富に摂取すると、CKK(コレシストキニン)というホルモンが、十二指腸や小腸から分泌されるため、食欲を抑えられます。

朝一にプロテインなどを飲んでタンパク質を十分に摂ることで、想像している以上に食欲を抑えることができるのでおすすめです。

また食事の際もタンパク質から摂ることで食べすぎも防ぐことができるのです。

食物繊維をよく摂る

食物繊維は摂取することで満腹感を十分に得ることができます。また食物繊維が豊富な食べ物はよく噛んで食べるので、満腹中枢もより刺激されます。

食物繊維は時間をかけて消化されるので、腹持ちもよく無駄な食欲を抑えることができます。

食物繊維が豊富な食べ物一覧


玄米
胚芽米
麦めし
とうもろこし
煮豆(大豆、うずら豆、あずき)
納豆
さつまいも
里いも
こんにゃく
おから
ごぼう
ふき
セロリ
アスパラガス
青菜類
キャベツ
しいたけ
しめじ
えのき
白菜」柑橘類(みかん、グレープフルーツなど)
バナナ
うり類

GLP-1注射を打つ

最近食欲を抑える方法として話題なのはGLP-1注射です。

GLP-1注射とは、GLP-1受容体作動薬といった薬を使って行うダイエット治療のことです。

食欲が湧いてしまうのは胃の活動が活発的になることですが原因の1つですが、GLP-1受容体作動薬は、胃の運動を抑え、脳内の受容体へ結合して食欲を抑えます。

・悪心
・嘔気・嘔吐
・食欲不振
・胃のむかつき
・倦怠感

といった副作用が懸念されますが、比較的楽に痩せられるということで話題になっています。

芸能人でも実践している方がいます。最近だとかまいたちの山内さんが、奥さんと二人で注射を行い、二人ともダイエットに成功していると報告していました。

▼動画はこちら

▼参考サイト

GLP-1とは

食欲を出さない方法

続いて食欲を出さない方法について見ていきましょう。厳密には完全に食欲をなくすことは難しいです。

しかし少しの工夫で食欲をなるべく出さないようにすることはできるので、それについて見ていきましょう。

食欲を出さない方法

  • ストレスを減らす
  • 近くに食べ物を置かない
  • 太った後のリスクを理解する

ストレスを減らす

食欲が生まれる原因の一つとしてストレスがあります。疲れた時やイライラした時甘いものを食べたかったり、味の濃いものを食べたくなったりすることがあるかと思います。

食欲の根源ともなるストレスを減らすことで、無駄な食欲を生まないようにすることができます。

ストレスをなくすためには、まずストレスの原因となるものを探す必要があります。例えば会社で嫌な人がいる場合、その人と距離を取ったり、良好な人間関係を築けるために勉強するといったことが必要です。

自分がふとイラついた時のことを見返してみましょう。

近くに食べ物を置かない、テイクアウトの店を通らない

人はおいしいものを見るとどうしても食べたくなってしまいます。

また特にお腹が空いてなくても、そこに食べ物があるだけで食べてしまうリスクが高まります。

普段から机の上に小腹が空いた時のためのお菓子などを置いている人は注意しましょう。

またついつい食べてしまうのがテイクアウトのお店です。車から出ずに気軽に美味しい食べ物を手に入れることができるので、見かけるとどうしても寄ってしまいたくなりますよね。

これを防ぐためには方法は1つです。テイクアウトのお店がある道を通らないことです。帰り道にあっても遠回りして避けるようにしましょう。

また同様にコンビニも気軽に美味しいものを手に入れられるので、コンビニも基本的には寄らないに注意することが大切です。

太った後のリスクを理解する

最後が太った後のリスクを理解することです。

人は損失回避と言って損をすることを避けるような思考をもちます。

これを利用して太った後の損・リスクを知っておくことで、嫌でも食べたくなくなるようにすることができます。

太った時のリスクは本当に大きなもので、単純に見た目が悪くなるだけでなく、血流が悪くなり心筋梗塞や脳梗塞と言ったリスクも高まります。

その結果莫大な治療費であったり、本来大好きである食事もまともに取れなくなります。

自分が好きで好きでたまらないものは食べれなくなることを想像してみてください。それを考えれば食欲も少しは少なくなるでしょう。


今回は食べちゃいけないのに食べてしまうという方に向けて、原因と解決方法について解説しました。

理想は食べたいときに食べることですが、やってはいけないのが食べすぎです。

我慢し続けるのも逆に体に悪いので、適度に食欲を解放して、バランスの取れた食事をとるように心がけましょう。

今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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M.N
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【監修者】M.N

福井県出身の管理栄養士。
論文や企業から学んだ正しい知識を、誠心誠意をもって情報発信。
過去に書いた記事は300本以上。大手メディアにも掲載多数。
【経歴・実績】
2016年  健康栄養学科の大学を卒業・管理栄養士を取得
2016~年 大手食品会社勤務 主に商品開発に携わる
2021~年 健康に関する情報発信・Webライターとして活動

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