発酵食品の1つであるキムチ。焼肉やごはんのオトモとして毎日のように食べている方も多いのではないでしょうか。
体にいいという声も多いですが、実は体に悪い影響を与える場合もあるのです。
この記事では管理栄養士監修のもと、キムチが体に悪い理由について解説していきます。
この記事を読んでわかること
- キムチが体に悪い理由
- キムチ納豆を毎日食べることの危険性
- 監理栄養士おすすめのキムチ
【監修者】M.N
福井県出身の管理栄養士。
論文や企業から学んだ正しい知識を、誠心誠意をもって情報発信。
過去に書いた記事は300本以上。大手メディアにも掲載多数。
【経歴・実績】
2016年 健康栄養学科の大学を卒業・管理栄養士を取得
2016~年 大手食品会社勤務 主に商品開発に携わる
2021~年 健康に関する情報発信・Webライターとして活動
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基本的にキムチは体にいい!
まず前提としてキムチは基本的には体にいいです。キムチをはじめとする納豆や味噌といった発酵食品は体にいいです。
発酵食品は体内の善玉菌を増やし、免疫力を高めたり、腸内環境を整えたりなどのメリットがあります。
他にも悪玉菌を抑制する働きがあり、肌荒れ改善などにも効果的とされています。なのでいつもキムチを食べている人も、そこまで深刻に考えなくても大丈夫です。
ですがキムチにもいろいろなものがあるので、実際に体に悪いキムチもあるのです。続いてキムチが体に悪い理由についてみていきましょう。
キムチが体に悪い理由は?
基本的には体にいいキムチが体に悪い理由としては、
- 塩分が多い
- カプサイシンによって粘膜が傷つく
- 添加物が健康被害をもたらす
の3つがあります。1つずつ簡単に見ていきましょう。
塩分が多い
キムチは製造段階で食塩を使われます。キムチをはじめとする漬物類は塩分が高めなので、食べすぎによる塩分過多によって、
- 高血圧リスクが高まる
- 高血圧による心筋梗塞等
- からだのむくみ
といった症状を引き起こします。基本的には野菜で作られるキムチなので、ついつい健康にいいからと食べすぎてしまいやすいので注意しましょう。
カプサイシンによって粘膜が傷つく
キムチは唐辛子を使って作られます。唐辛子はカプサイシンといって、代謝をあげる成分が含まれています。
カプサイシンはダイエットなどには効果的なのですが、一方で刺激物なので胃腸や喉の粘膜を傷つけることもあります。
あまりにも辛すぎるキムチだと胃を荒らしてしまい、下痢になったりすることもあるので、体に合ったキムチ選びが重要です。
添加物が健康被害をもたらす
市販のキムチの中には、
添加物例
- 調味料(アミノ酸等)
- タンパク加水分解物
- ぶどう糖果糖液糖
- 酢酸ナトリウム
- パプリカ色素
- 増粘多糖類
- 酵母エキス
- ph調整剤
といった添加物が含まれている事があります。これらは発ガン性が疑われていたり、味覚を狂わせたりする研究データがあります。
キムチをおいしく、さらには長く持たせるために様々な添加物が使われている事があるので、購入する時は原材料を見るようにしましょう。
キムチは体にいいこともたくさん!
キムチが体に悪いとされる理由をお伝えしました。しかし最初にもお伝えしましたが、キムチは基本的には体にいいです。
ここでは復習がてらに、キムチが体にいい理由を見ていきましょう。
腸の調子がよくなる・お通じが良くなる
発酵食品であるキムチは、体内の善玉菌を増やし、腸の調子を整える効果があります。
あまりにも辛い物は胃腸の調子を害する場合もありますが、適度な辛さであれば大きな問題はありません。
発酵食品は夜に摂るとより効果的なので、夜ご飯には積極的に取り入れていきましょう。
美肌効果がある
キムチには美容の味方であるビタミンB2を含むビタミンB群や、ビタミンC、Aなどが含まれているので、美肌効果が期待できます。
さらには抗酸化作用のあるβカロテンも含まれているので、老化防止・若返り効果なども期待できるでしょう。
▼参考記事
日本と韓国のキムチの定義が違いすぎ!本場のキムチで美しく!
カプサイシンによる健康メリット
キムチはカプサイシンという辛味成分が豊富です。カプサイシンは代謝をよくするというのはよく聞くと思いますが、他にも、
- 血流を改善する
- 高血圧を予防する
- コレステロール値を下げる
- 冷え性を改善する
- 食欲を増進させる
- 疲労回復
- 便秘を解消する
といった様々なメリットがあるのです。
▼参考記事
わかさの秘密:カプサイシン
管理栄養士おすすめのキムチ
キムチが体に悪い理由や体にいい理由をお伝えしてきました。まとめるとキムチ選びをしっかりすれば、体にいい影響を与えることができます。
しかし栄養の知識がないと、なかなかどのキムチを選んでいいのかわからない方も多いかと思います。
そこでここでは管理栄養士おすすめのキムチを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
徳用 宗家(チョンカ)キムチ
コストコのキムチとしても有名なチョンカキムチ。
信頼のキムチくんマークもついており、添加物等も比較的少なめ、そしてコストパフォーマンスに優れているのでとてもおすすめです。
もちろん味もよく、コストパフォーマンスに優れていることから、多くのキムチファンに愛される一品となっています。
京都キムチのほし山 無添加白菜キムチ切漬 500g 無臭袋入り
漬物激戦区の京都で大人気のほし山。
無添加のキムチなので、保存料や増粘剤などの添加物が入っていません。その代わり賞味期限が短かったり、値段が高いなどの難点もあります。
しかし味には定評があり、テレビでも紹介されたり、グルメリポーターでも絶賛の声があがるほど。
毎日のキムチにはコストがかかるのでおすすめできませんが、たまにのご褒美や同じキムチに飽きた時の気分転換に味わってみてはどうでしょうか。
【 国産キムチ 】 ネギキムチ 300g 自家製キムチ
ネギの歯ごたえがシャキシャキと食感が気持ちいいネギキムチ。
添加物や化学調味料が入っておらず、国産の健康的なキムチとして定評があります。
一般的な白菜キムチとは違って、ネギのみになるのでネギ好きの方にはとてもおすすめです。
お肉を巻いて一緒に食べるのが特におすすめですね。あとは納豆との相性も抜群です!
おつけもの慶のキムチ
熟練の職人たちが手作りしているおつけもの慶のキムチ。
テレビや大手メディアにも取り上げるほどに人気を得ており、1番人気のわイカキムチは最大5ヵ月待ちにもなったほど注目を浴びました。
健康的かつ絶品のキムチなので、キムチ好きの方はぜひ一度お試しください。
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毎日キムチ納豆を食べるのは危険?発酵食品の摂りすぎについて
キムチと同じ発酵食品で注目度の高い納豆。昔ながらの日本食の1つであり、毎朝食べているという人も多いのではないでしょうか。
同じ発酵食品なので、腸の調子を整えたりなど体に嬉しいことがたくさんの納豆。
キムチとの相性も良く、一緒に混ぜて食べる方も多いと思います。しかし納豆とキムチを合わせて食べることで危険性があるのではないかという不安を持っている方もいるのではないでしょうか。
ここでは納豆キムチを毎日食べることの危険性について解説していきます。
塩分過多になりすぎる可能性
納豆とキムチを混ぜて食べることの危険性は塩分過多になる可能性があることです。
納豆を食べる際に醤油やタレを入れる方が多いと思いますが、キムチも塩分が多めの食品なので、掛け合わせることで塩分過多になる可能性はあります。
その結果、高血圧等のリスクが高まることは考えられます。なので食べすぎには注意しましょう。
1パックなら問題ナシ!ただし食べ方に注意
納豆キムチは納豆1パックとキムチを2つまみくらいであれば全然問題はありません。
ただし納豆に付属しているタレはなるべく使わないようにするのがおすすめです。
理由は納豆に付属しているタレは、異性化糖という甘味料が使われており、これが発ガン性の可能性があるからです。
キムチに十分旨味がありますから、タレは使わずにキムチと混ぜて食べるようにしましょう。
▼あわせて読みたい 健康やダイエット食として人気のキムチ納豆。 発酵食品は体にメリットが多い食品なので、とてもおすすめの組み合わせです。 これから始めようとしている方は、毎日食べるとどうなるか気になるかと思います。 そこ ... 続きを見る ジュースや調味料などによく含まれている異性化糖。原材料には「ぶどう糖果糖液糖」、「果糖ぶどう糖液糖」と表示されているのが異性化糖にあたります。 糖という漢字がついているので、なんとなく、「甘いモノかな ... 続きを見る
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今回はキムチが体に悪い理由・体にいい理由、納豆キムチを毎日食べるとどうなるかなどをお伝えしました。
キムチは基本的に体にいいので、毎日食べても健康に大きな害を与えることはないでしょう。
しかし食べすぎによって胃腸を荒らしたりする可能性はあるので、適量を摂るように心がけることは大切です。
今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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