健康 管理栄養士監修

【管理栄養士監修】体にいい辛いものとは?おすすめの辛い物や食べ方・効果について解説

「辛いものが好きだけど、健康に悪そうでなかなか摂りにくい…」

このように悩む方は結構多いのではないでしょうか。

病みつきになってしまう辛い食べ物ですが、適度な摂取量であれば、健康や美容に良い効果がたくさんあるのです。

代表的な辛味成分を含む食材を上手に取り入れ、調理法や飲み物などにも工夫することで、健康的な生活を送ることができます。

今回は管理栄養士監修のもと、体にいい辛いものについて詳しくご紹介します。

【監修者】M.N

福井県出身の管理栄養士。
論文や企業から学んだ正しい知識を、誠心誠意をもって情報発信。
過去に書いた記事は300本以上。大手メディアにも掲載多数。
【経歴・実績】
2016年  健康栄養学科の大学を卒業・管理栄養士を取得
2016~年 大手食品会社勤務 主に商品開発に携わる
2021~年 健康に関する情報発信・Webライターとして活動

体にいい辛いものとは?

辛いといっても、コショウなどのスパイスの辛さや、ワサビなどツンとした辛さなど様々あります。

一般的に体にいいとされる辛いものとしては、カプサイシンがある唐辛子を使用した食べ物です。

ここではそのカプサイシンの効果や、辛いものを食べることの美容効果や健康効果について解説していきます。

カプサイシンの効果とは?

カプサイシンには血行を良くする効果や、代謝がよくなり脂肪燃焼を促す効果、神経障害性疼痛などの痛みを緩和する効果などがあります。

他にも老廃物の排出を促したり、疲労回復効果などその効果は多岐にわたります。

カプサイシンによる美容効果

カプサイシンには新陳代謝を促進する効果があります。

他にも便通をよくしたり、発汗作用やストレス解消など、肌に好影響を与える効果あります。

単純に代謝があがることでダイエットにも効果があるため、見ための面でも美容効果が期待できますよ。

カプサイシンによる健康効果

カプサイシンには血液循環を促進する効果や、体温を上げる効果により、風邪予防や疲労回復に効果的です。

また辛味成分には、抗酸化作用があるため、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。

辛いものを食べることのメリットとデメリット

刺激的な感覚が癖にある辛い食べ物ですが、いったいどのようなメリットがあるのでしょうか?また健康的に悪影響がないかも気になるところかと思います。

ここでは辛いものを食べることのメリットとデメリットについて解説していきます。

辛いものを食べることのメリット

辛いものには体温を上げ、代謝を活発化させる効果や、抗酸化作用による美容効果、免疫力を高める効果などがあります。

特にカプサイシンは脂肪燃焼効果があることが研究で示されており、ダイエットにも効果的です。

また辛いものを食べることで食欲が増進するため、ダイエット効果の反面痩せすぎて困っている方にもおすすめです。

辛いものを食べることのデメリット

しかし辛味成分が強すぎる場合は、胃腸に負担をかけるため、適度な摂取が必要です。

胃腸が弱い人やアレルギーを持つ人は、過剰な摂取を避けるようにしましょう。

さらに辛いものを摂りすぎると、睡眠障害や胃炎、胃潰瘍などの健康問題を引き起こす可能性もあります。

健康的に辛いものを摂取するのであれば、いわゆる「ピリ辛」がおすすめ。テレビやSNSでよく見かける「激辛料理」はどちらかというと健康リスクの方が大きいのでおすすめしません。

体にいい辛いものの代表的な食材と料理法

ここでは体にいい辛いものについて、代表的な食材や調理法、おすすめのレシピについて紹介します。

代表的な辛味成分を含む食材や、相性の良い調理法を上手に取り入れ、美味しく健康的な食生活を送りましょう。

代表的な辛味成分を含む食材

代表的な辛味成分を含む食材としては唐辛子や生姜、山椒などがあります。

これらの食材を上手に取り入れることで、健康や美容に良い効果が期待できます。

既製品だとキムチは食べやすく、発酵食品でもあるので腸内環境を整えるなどのメリットもあります。

関連記事市販のキムチが健康的だと思っている方は危険!知らなきゃ損する買うべきキムチとは?

キムチは健康的とされていますが、市販のキムチばかり食べていませんか? 市販のキムチは体に悪い調味料や、大量の添加物が含まれていたりして、実は体に悪いとされるものもあるのです。 しかしそれを知らずに市販 ...

続きを見る

辛味成分を上手に摂取する調理法

辛味成分を上手に摂取する調理法としては唐辛子を振りかけたり、生姜を細かく刻んで加えたりすることが挙げられます。

また和風の調味料との相性が良いため、醤油やみりんを加えた料理もおすすめです。

辛い食材を取り入れたレシピの紹介

辛い食材を取り入れたレシピとしては、唐辛子を加えたから揚げや、生姜焼きなどがあります。

また中華料理のマーボー豆腐や担々麺なども、辛い食材を上手に取り入れた料理として人気です。

辛いものを食べるときの注意点と食べ方の工夫

ここでは辛いものを食べるときの注意点や食べ方の工夫について紹介します。

ここのポイントをしっかりと押さえることで、辛い食べ物をより健康的に食べることができます。

辛いものを食べるときの注意点

辛いものを食べるときの注意点としては、辛味成分が強すぎる場合は胃腸に負担をかけるため、適量を守ることが重要です。

また胃腸が弱い人やアレルギーを持つ人は、過剰な摂取を避けるようにしましょう。

また辛いものに限らずですが、食事はゆっくり摂ることが大切。そうすることで辛み成分のメリットを引き出すことができますよ。

辛いものを食べる前後の食事の工夫

辛いものを食べる前後の食事の工夫としては、辛いものを食べる前に軽めの食事をとり、胃腸を整えることが大切です。

また、辛いものを食べた後は、胃腸を優しくするような食事や飲み物を取ることがおすすめです。

辛いものを食べるときのおすすめの飲み物

辛いものを食べるときのおすすめの飲み物としては、牛乳やヨーグルト飲料がおすすめ。

乳製品が含むカゼインという物質が、カプサイシンの刺激をやわらげ、口や胃の保護をしてくれます。

カレー屋さんでよく提供される「チャイ」も乳製品の1つなので、刺激的なカレーを食べた後にチャイを飲むことは理にかなっているんですよ。

体にいい辛いものを上手に摂取して健康的な生活を送ろう!

辛いものには、健康や美容に良い効果が期待できますが、適度な摂取が大切です。

代表的な辛味成分を含む食材を上手に取り入れ、調理法や飲み物などにも工夫をすることで、健康的な生活を送ることができます。

辛いものを食べる際には適量を守り、胃腸に負担をかけないように注意しましょう。また食事の前後の工夫やおすすめの飲み物なども上手に取り入れることで、より効果的に辛い食べ物をを摂取することができます。

体にいい辛いものに関するよくある質問

最後に体にいい辛いものに関して、よく受ける質問についてお答えします。

辛いものを摂取するとき、適量はどの程度が良いのでしょうか?

適量は個人差がありますが、一般的には1日に摂取する辛味成分の量はカプサイシン5mg/kg/日程度とされています。

鷹の爪であれば0.3mg〜0.7mg/1本程度、一味唐辛子であれば20.7mg〜149.7mg/100g程度が目安ですね。

ただし、辛味成分の含有量が高い唐辛子などは摂りすぎると胃腸に負担がかかるため、適度な量を守るようにしましょう。

参考記事:唐辛子の過剰摂取に注意!カプサイシン・カプシエイト摂取で注意したいこと

辛いものを食べるときに気をつける点はありますか?

辛いものを食べるときには、口や唇、目などに辛味成分が付着しないように注意することが重要です。

また胃腸が弱い人やアレルギーを持つ人は、摂取量を控えめにするようにしましょう。

さらに、食事の前後に軽めの食事をとることで、胃腸の負担を軽減することができます。

辛いものを食べるときにおすすめの飲み物は何ですか?

辛いものを食べるときには、乳製品がおすすめです。牛乳や飲むヨーグルトが胃腸を保護してくれるためおすすえです。

爽快感を求めるなら炭酸飲料もおすすめですが、胃への刺激が強すぎる可能性があるため、飲み過ぎは禁物です。


今回は体にいい辛いものについてご紹介しました。

M.N
体にいい辛いものを食べて健康的な毎日を送りましょう!最後に健康に気を付けたい方にチェックしてほしい通販サイトを紹介しているので、そちらもあわせてご覧ください♪

栄養士も使っている通販サイト

-健康, 管理栄養士監修

© 2024 KURAKURA Powered by AFFINGER5