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年上パートの正しい扱い方とは?注意の仕方やトラブルが起きない接し方を解説

新しく入った会社がパートを雇っている場合、年上のパートの方を指導する側に立つことはよくあると思います。

自分が年下の立場で扱い方に困るという方は結構多いです。

また年上パートの中でも40代~50代となると、まったくいうことを聞いてくれないなんてこともあります。

この記事では年上パートの正しい扱い方や、人間関係でトラブルが起きない接し方、そもそもどんな風な気持ちで教育していくべきなのかを解説していきます。

年上パートとの人間関係でよくあるトラブル

まずは年上パートとの人間関係において、よく発生するトラブルについてご紹介します。

自分に当てはまるものがないかチェックしてみてください。

注意ポイント

  • 指示したことしかしない
  • 言うことをきかない
  • 新しいことをやってくれない
  • 自分のことを下に見てくる
  • 他のパートの悪口を言う
  • タバコ休憩などサボることが多い
  • 業務内容に文句ばかり言う

これらのことは多くの企業でみられることです。1つずつ簡単に見ていきましょう。

指示したことしかしない

まず1つ目は指示したことしかしないことです。普通であれば「ついでにそこもやるのは分かるでしょ」ということも、指示がなければしないパートがいます。

この場合に起きるトラブルが、指示以外のことをやらせるのであれば「報酬を出して」「時給を上げてくれ」といったことです。

これに関しては実はパート側のいうことも正しく、指示以外の部分や、もともと指定していた業務内容と違う部分をやってもらうのであれば、業務内容に見合った賃金を払うことが大切です。

また指示したことはちゃんとやってくれる場合は、かなり優秀なパートと思っておきましょう。

言うことをきかない

逆にこちらの言うことをまったく聞かないという年上パートもいるでしょう。

この場合は大きな問題があるので、上司に相談するか、本人に理由を問いただすなどの対応が必要です。

多くの場合は「年下に指導されるのが嫌」という気持ちから、言うことをきかないという流れになります。

新しいことをやってくれない

年上パートの中でも40代~50代の方は、新しいことに挑戦することを拒む傾向にあります。

歳を重ねると、ある程度自分の限界を自分で決めるようになります。「これはできるけど、これはできない」と基準を設けているので、仮にできないという基準におかれている内容を依頼すると拒否されます。

特にパソコンやスマホを使った業務などにはこの傾向がみられます。

時給をあげてほしいとうるさい

年上パートに限った話ではありませんが、時給を上げてほしいというのもよくあるトラブルの1つです。

そして年上パートによくあるのが「これだけの期間働いているんだからもっと時給をあげるべき」という考え方です。

勤続年数に応じて時給交渉をしてくるパターンですね。

企業としては仮に全く同じ業務を行うのであれば、時給の低い方を雇いたいものです。

やってもらうことが増えるなど、能力に応じて時給を上げるのであればまだしも、新しいことはやらないけど時給を増やしてほしいといった年上パートとトラブルが起きます。

自分のことを下に見てくる

年上パートの中には、年齢が下という理由だけで下に見る方がいます。

この場合何を言ってもいうことを聞いてくれないことが多いです。

他のパートの悪口を言う

勤務中会話をする機会があるかと思いますが、その際他のパートの悪口を言う年上パートも結構多いです。

特に同じ業務内容で同じ時給なのに、実際はこなしている業務量に違いが出ている場合などに発生します。

例えばスーパーの陳列などでは、同じ時間で100個陳列できる人と50個しか陳列できない人がいた場合、前者の方が能力は高いです。

しかし同じ時給ということであれば、前者の方が不満に思うのも無理はありません。他のパートの悪口を言う場合は、業務体系に問題がある場合もあります。

タバコ休憩などサボることが多い

40代~50代は喫煙者が多い傾向にあります。

タバコに関しては、休憩時間とは別に設ける年上パートがいます。

タバコを吸わない人からしたら、ただのサボりでしかないので、吸う人と吸わない人でトラブルが起きることもあります。

業務内容に文句ばかり言う

年上パートの中には、とにかく業務内容に文句ばかり言う人がいます。

「業務量に対して時給が見合っていない」「効率が悪い」「こんなもの売れるわけがない」

など文句の内容は様々です。これに対して「効率が悪いからこうした方がいい」と提案があればいいのですが、文句だけで終わってしまう方が多いです。

そして一向に問題解決にならないので、不満が爆発してトラブルが起きるというわけです。

年上パートの正しい扱い方・接し方

年上パートとはうまくいかないという方も多いですが、どのように接するのが一番いいのでしょうか。

また管理職側の立場からすると、扱い方はどのようにするのがいいのでしょうか。

ここではその年上パートの扱い方・接し方について解説していきます。

最大限の敬意を払う

年上のパートスタッフが培ってきた経験と知識に敬意を示すことが重要です。

まずは年上パートの意見を尊重し、適切なフィードバックを提供することで、よりよい人間関係を築くことができるでしょう。

人間関係は尊敬しあえるかどうかが非常に重要です。まずはその年上パートに認められるために、がむしゃらに動くことが大切です。

やってほしいことを明確にして、それ以上のことは求めない

年上パートに限った話ではありませんが、パートのような時給で働く方には、やってほしいことを明確にすることが大切です。

そしてあとから+αでなんでも求めないことです。業務量が増えるのであれば、それに見合った賃金を払いましょう。

賃金が増えないのに業務量が増えることは、誰しも不満に思います。

「これくらいなら」という小さな積み重ねが増えると、不満が爆発してトラブルの原因になります。

報酬が上がる条件を明確にしておく

年上パートのモチベーションや良好な人間関係を保つためには、報酬が上がる条件を明確にすることが重要です。

誰しも同じ時間働くのであれば、時給は高い方がいいです。「時給を上げたい」という要望がある以上、それに見合った業務内容を用意することも大切です。

年上パートに気に入られる年下とは?

年上パートとはトラブルが起きやすいのも事実ですが、年上パートとうまく接することができる方もいます。

気に入られていたほうが、業務もスムーズになりますし、ストレスも少なくなります。

年上パートに気に入られる年下とはいったいどんな特徴があるのかを見ていきましょう。

ポイント

  • とにかく一生懸命・一番動く
  • 先輩を立てるのが上手い・経験を褒める
  • 甘え上手

とにかく一生懸命・一番動く

人は結構単純で、一生懸命な人にはついていきたくなるものです。

それは年齢は関係がなく、年上パートでも一生懸命な年下を見たら「自分も頑張ろう」と思う方は多いです。

なのでまず自分にどこかサボっている感情があるのであれば、まずは一生懸命動いてみましょう。

先輩を立てるのが上手い・経験を褒める

年上パートに気に入られる人は、とにかく相手を立てるのがうまいです。

そして年上パートに対しては、「経験を褒める」ことがポイントです。

年上パートは人生経験が長いのでいろいろなことを行ってきました。その努力に対して褒めることで、相手の気分を良くさせることができます。

「その発想できるなんてすごいですね。自分の経験じゃでませんでした!」と言われれば、言われた側は結構嬉しいものです。

また上級者になると適度に年齢をいじることもあります。基本的には年齢に触れるのはあまりよくありませんが、

「僕もそんな歳の重ね方したいです」

と言われたらどうでしょうか?嫌な気分はあまりしないと思います。このように相手の経験を褒めることを実践してみましょう。

甘え上手

年上の人は基本的には年下には甘えられた方が嬉しいです。

逆に上に立つような振舞いをされると腹が立つもの。

なので「〇〇さんの手を貸してください」と思い切って甘えてみるのも1つ。

人は頼られると、その人に親近感をわきます。また悩み相談というのも1つです。

弱みを見せてくれる人には心を許す心理効果があるので、恋愛のことで悩んでいる、上司とのことで悩んでいることを伝えてみましょう。


今回は年上パートの扱い方・接し方について解説しました。

相手次第なこともありますが、自分自身で解決できることもあります。

今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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