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【管理栄養士監修】スクラロースとは?危険性は嘘?病気のリスクはある?よく含まれる食品も紹介

人工甘味料の1つであるスクラロース。

KURAKURAの管理栄養士が監修した、「人工甘味料危険度ランキング」では第5位に選ばれている人工甘味料です。

この記事では管理栄養士監修のもと、スクラロースの危険性や病気のリスク、よく含まれている食品などについて解説していきます。

スクラロースとは?

スクラロースとは、砂糖の約600倍の甘さをもつ人工甘味料です。

消化管で消化・吸収がされないとされており、カロリーが0で、血糖値もあがらない優れものです。

ですがとある研究では尿中に含まれることがわかっており、実際には10~30%ほどは吸収されているのではないという疑いもあります。

しかしその真意は分かっておらず、いまだ不明点も多い人工甘味料となってます。

諸説ありますが、殺虫剤の開発実験中に偶然発見されたという話もあります。

スクラロースの危険性や病気のリスクは?

スクラロースの危険性とは、

  • 腸内環境の悪化
  • 膵臓・胸腺の萎縮
  • 死産・流産のリスクアップ

といったものがあります。これは動物実験で行われた場合のデータの1つです。ですが安全性が確保されて厚生労働省が使用を認めています。

しかし1999年に認可された比較的あたらしい人工甘味料なので、その危険性については未だ不明な部分が多いです。

絶対安全といえる人工甘味料ではないため、健康を考えるのであれば、あまり摂取はしないことをおすすめします。

スクラロースは高温加熱で危険性が増す

スクラロースは加熱されると有害物質が生成され、それが発がん性の疑いがあるとされています。

120℃を超えて加熱されると脱塩素化がおこり、健康に有害となる有機塩素化合物の生成につながると考えられています。

一般の家庭でも120℃を超える調理は可能なので、スクラロースが入った食品・飲料を温めるときは注意が必要です。

スクラロースの一日摂取許容量

国立医薬品食品衛生研究所が出している、食品添加物ADIによると、スクラロースの一日許容摂取量は1.5mgとされています。

食品・飲料の成分量には、人工甘味料の含有量はほとんどの場合記載されていません。

ですが食品・飲料に含まれている人工甘味料は微々たるものと想定できるので、それぞれの食品・飲料の適切量を守れば問題はないでしょう。

スクラロースがよく含まれている食品や飲料は?

スクラロースがよく含まれている食品・飲料としては、

  • ノンアルコール飲料
  • ゼロカロリー飲料
  • ガム
  • グミ
  • アイスクリーム
  • パン
  • 糖質オフのお菓子類

といったものです。飲料系には結構含まれていることが多いです。原材料に「甘味料(スクラロース、ステビア)」といった表記があるので、記載されていないかどうかチェックしてみてください。

スクラロースを含む人工甘味料については未だ謎が多い

スクラロースを含む人工甘味料ですが、実際のところ未だわからないことも多いのです。

紹介しているスクラロースのように比較的新しい人工甘味料に関しては、長期的な健康を考えると、まだデータの正確性は不安定です。

他の人工甘味料の中には、開発された当初は健康被害がないとされていても、30年~50年という長い年月の中で、ネガティブな研究結果が出てくるということがあります。

そのためスクラロースもこれからネガティブな研究結果は出てくることが十分に考えられます。

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情報を自分で取捨選択する時代ですから、何が正しいのか、何が間違っているのかを自分で判断する必要があります。

この記事の結論としては、「摂取するのはおすすめしない」となります。少しでも参考になればと思います。

動画で人工甘味料のことについて学ぼう

YouTubeでは管理栄養士の方や医者の方が、人工甘味料について説明している動画がたくさんあります。

人工甘味料全体について知っておくことは、健康にも大きくかかわってくるので、健康を気にしている方はぜひチェックしてみてください。

おすすめ動画①

おすすめ動画②

おすすめ動画③


今回は人工甘味料のスクラロースについてお伝えしました。

まだまだ分からないことも多いスクラロースですが、管理栄養士としては、スクラロースを含む人工甘味料の摂取はあまりおすすめしません。

スクラロースは糖質ではないため、栄養として吸収されません。そのため体が糖質を欲するようになるため、結局食べ過ぎにつながることも十分にあります。人工甘味料全体に言えることなので、摂取には十分注意したいですね。

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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