人工甘味料の1つであるアスパルテーム。
KURAKURAの管理栄養士が監修した、「人工甘味料危険度ランキング」では第1位に選ばれている人工甘味料です。
この記事では管理栄養士監修のもと、アスパルテームの危険性や病気のリスク、よく含まれている食品などについて解説していきます。
【監修者】M.N
福井県出身の管理栄養士。
論文や企業から学んだ正しい知識を、誠心誠意をもって情報発信。
過去に書いた記事は300本以上。大手メディアにも掲載多数。
【経歴・実績】
2016年 健康栄養学科の大学を卒業・管理栄養士を取得
2016~年 大手食品会社勤務 主に商品開発に携わる
2021~年 健康に関する情報発信・Webライターとして活動
目次(本サイトはアフィリエイトを含む記事があります)
アスパルテームとは?
アスパルテームとは、砂糖の約160~220倍の甘みをもつとされている人工甘味料です。
世界的に使用が認められている人工甘味料ですが、安全性・危険性に関しては最も議論がされています。
別名スイートポイズン(甘い毒)とも言われ、日本では1983年に食品添加物として認可されました。
またアスパルテームはL-フェニルアラニン化合物と表記されているものもありますが、同様のものなので覚えておきましょう。
アスパルテームの危険性や病気のリスクは?
アスパルテームの危険性とは、
- 頭痛
- うつ病
- 不眠症
- 体重増加
- めまい
- 嘔吐
- 疲労
- 抜け毛
- 脳腫瘍などの脳疾患
といったものがあります。古くからある人工甘味料なので、様々な実験データが混在しており、健康被害はないというものもありますが、ネガティブな研究データが存在する以上おすすめはできません。
アスパルテームの一日摂取許容量
国立医薬品食品衛生研究所が出している、食品添加物ADIによると、アスパルテームの一日許容摂取量は40mgとされています。
許容量は他の人工甘味料と比べて多めですが、含有量が多かったり、使われているところも多いので十分に注意する必要があります。
ゼロカロリーの飲料の中には、500mlペットボトルで許容量が多いモノもあるので注意しましょう。
アスパルテームを使用した飲料の含有量についてはコチラ
アスパルテームがよく含まれている食品・飲料は?
アスパルテームがよく含まれている食品・飲料としては、
- ゼロカロリー炭酸飲料
- 粉末飲料
- 酒類
- 飴
- ブレスケアなどのタブレット
- ガム
- ゼリー
- 菓子類
- アイス
- 健康食品等
といったものがあります。成分表をみれば「甘味料(アスパルテーム)」と書かれているので、商品を購入する前にチェックしてみましょう。
もし記入されていれば、できるだけ購入しないようにすることをおすすめします。
アスパルテームを含む人工甘味料については未だ謎が多い
アスパルテームの他にも人工甘味料はたくさんあります。そしてこれらの人工甘味料については、まだまだ謎が多いのが現状です。
先ほどもお伝えしましたが、健康に害がないという研究結果もあれば、害があるという研究結果もあるので、本当に正しい情報というのは分からないのです。
研究は企業に都合のいいような結果が出るように、環境を整えるということも十分に考えられます。
そのため世間に出回っている情報を鵜呑みにして、安易に摂取するようなことは避けるべきなのです。
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情報を自分で取捨選択する時代ですから、何が正しいのか、何が間違っているのかを自分で判断する必要があります。
この記事の結論としては、「摂取するのはおすすめしない」となります。少しでも参考になればと思います。
2023年7月14日に発ガン性がある危険性のリストに掲載される予定
2023年6月30日のニュース発表で、WHOの国際がん研究機関(IARC)の審査後、アスパルテームは7月14日にリストに掲載されるという情報が出回りました。
これにより人工甘味料に危険度を感じる方は増え、人工甘味料を使用している食品・飲料は大きなダメージを受けるのではないかと考えられます。
現状ではまだ正確な情報ではありませんが、分かり次第また更新したいと思います。
動画で人工甘味料のことについて学ぼう
YouTubeでは管理栄養士の方や医者の方が、人工甘味料について説明している動画がたくさんあります。
人工甘味料全体について知っておくことは、健康にも大きくかかわってくるので、健康を気にしている方はぜひチェックしてみてください。
おすすめ動画①
おすすめ動画②
おすすめ動画③
今回は人工甘味料のアスパルテームについてお伝えしました。
まだまだ分からないことも多いアスパルテームですが、管理栄養士としては、アスパルテームを含む人工甘味料の摂取はあまりおすすめしません。
様々な情報がありますが、いまだにわからないことが多いので、できるだけ摂取しないように心がけましょう。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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参考サイト・文献
【監修者】M.N
福井県出身の管理栄養士。
論文や企業から学んだ正しい知識を、誠心誠意をもって情報発信。
過去に書いた記事は300本以上。大手メディアにも掲載多数。
【経歴・実績】
2016年 健康栄養学科の大学を卒業・管理栄養士を取得
2016~年 大手食品会社勤務 主に商品開発に携わる
2021~年 健康に関する情報発信・Webライターとして活動