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【管理栄養士監修】マーガリンって体に悪い?嘘・本当どっち?体に悪い理由も解説

パンやお菓子作りによく使われる「マーガリン」。

バターよりも手ごろに手に入るので、冷蔵庫に常備している家庭も多いのではないでしょうか。

そんなマーガリンですが「体に悪い」ということを、1度は聞いたことがありませんか?

しかしそれが嘘か本当かはわからず、そのまま使っている人も多いはず。

この記事では管理栄養士監修のもと、マーガリンが体に悪いかどうか、さらには体にやさしいマーガリンはあるのかについて紹介していきます。

マーガリンが体に悪いは嘘?本当?

結論からお伝えしますと、マーガリンが好きな方にとっては残念かもしれませんが、マーガリンは体に悪いです。

そのためできるだけ摂取を控えることを管理栄養士としてもおすすめします。次に体に悪い理由をお伝えしていきます。

体に悪い理由やリスクを知ることで、より摂取を控える気持ちが高まります。ここからはその理由やリスクを紹介するので、本気で健康のことを考えたい方はこのまま読み進めてくださいね。

マーガリンはなぜ体に悪い?理由は?

マーガリンが体に悪い理由としては、

  • リノール酸が多い
  • トランス脂肪酸が多い
  • 脂質が高い

などがあります。他にもありますが、特に重要な3つをピックアップしたので、1つずつ見ていきましょう。

マーガリンが体に悪い理由①:リノール酸が多い

マーガリンには「リノール酸」と呼ばれる脂肪酸が豊富に含まれています。

リノール酸は人間にとって必須脂肪酸なのですが、摂りすぎると体に悪いことがわかっています。

リノール酸の摂りすぎは、動脈硬化につながるため、それによって心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まるのです。

マーガリンが体に悪い理由②:トランス脂肪酸が多い

マーガリンはトランス脂肪酸も多く含まれています。

トランス脂肪酸はLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増やし、HDHコレステロール(善玉コレステロール)を減らします。

それにともない動脈硬化が起き、リノール酸と同様に心筋梗塞などの心疾患のリスクを高めることになります。

また免疫機能の低下や、発がん性のリスク、認知症や糖尿病などの病気にも関連することが疑われているため、できるだけ摂取を控えることが大切です。

参考サイト:くにちか内科クリニック

マーガリンが体に悪い理由③:脂質が高い

マーガリンのほとんどは油なので脂質が高いです。そのために肥満に繋がりやすいです。

肥満になることで、さらに動脈硬化のリスクが高まります。パンに重ね塗りをしている方は気を付けましょう。

またマーガリンの代わりにバターならいいの?と思う方もいるかもしれませんが、バターも同様に脂質が高いので注意が必要です。

マーガリンを毎日食べるとどうなる?食べすぎはどうなる?

先ほどもお伝えしましたが、マーガリンを摂りすぎたり、毎日食べると、

  • 肥満
  • 動脈硬化
  • 心筋梗塞・脳梗塞

といったリスクが高まります。大きな病気につながる可能性も高まるので、できるだけ摂らないようにするのがおすすめです。

体にいいマーガリンはある?管理栄養士おすすめのマーガリンを紹介!

マーガリンが体に悪いということが十分に分かったかと思いますが、それでもたまには食べたいと思う方もいると思います。

たしかに市販で売られているマーガリンは、体に悪いものが多いですが、すこしでも健康への害を抑えようと作られたものもあります。

ここでは管理栄養士が厳選したおすすめのマーガリンを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1.創健社 発酵豆乳入り マーガリン

まずおすすめなのが創健社の「発酵豆乳入りマーガリン」です。

純植物性100%のマーガリンで、香料や着色料などの添加物が使われていません。

トランス脂肪酸は10gあたり0.03gなので、かなり少ない製法で作られています。

あっさりとした風味なので、バターの濃い風味が苦手という方にもおすすめですね。

2.低糖工房:有機のマーガリン

低糖食品の専門店である低糖工房から出ている「有機のマーガリン」。

オーガニックの植物油脂がベースとなっており、乳化剤や香料・着色料などの添加物が入っていないため、比較的安心して食べられるマーガリンです。

値段が高いのがネックですが、健康を考えた食事をしたいならぜひチェックしたいマーガリンですね。

3.ママパン:パン屋さんのおいしいマーガリン

3つ目がママパンから販売されている、「パン屋さんのおいしいマーガリン」です。

牛乳がおいしい北海道が産地のマーガリンで、低トランス脂肪酸となっています。

また香料・乳化剤・着色料・酸化防止剤といった添加物も入っていないため、比較的安心して食べられるマーガリンです。

安全性もそうですが、マーガリンとしての質が高く、「これ以外のマーガリンはもう使えない」というファンも多いです。パンをおいしく食べたい方はぜひチェックしたい商品ですね。


今回はマーガリンが体に悪い理由は、毎日食べることのリスク、おすすめのマーガリンについてご紹介しました。

できればマーガリンの摂取量は控えるべきですが、たまになら大きな問題はありません。

健康のことを考えるのであれば、摂取量を控えたり、最後に紹介したマーガリンを取り入れてみましょう。

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

KURAKURAでは、管理栄養士や色彩検定・化粧品検定の資格を持った様々な専門家の監修のもと、暮らしに役立つ情報を発信しています。

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