あまくてしっとりとした触感で子供から大人まで人気のドーナツ。
間食や食後のデザートに食べている人は結構多いのではないでしょうか。
しかしドーナツは体に悪いという情報もあり、食べることに不安を感じている人もいます。様々な情報があって、結局どれが正しいのかも判断がつけにくいと思います。
そこで今回は管理栄養士監修のもと、ドーナツが体に悪いかどうかをお伝えしていきます。
【監修者】M.N
福井県出身の管理栄養士。
論文や企業から学んだ正しい知識を、誠心誠意をもって情報発信。
過去に書いた記事は300本以上。大手メディアにも掲載多数。
【経歴・実績】
2016年 健康栄養学科の大学を卒業・管理栄養士を取得
2016~年 大手食品会社勤務 主に商品開発に携わる
2021~年 健康に関する情報発信・Webライターとして活動
目次(本サイトはアフィリエイトを含む記事があります)
ドーナツが体に悪いは嘘?本当?
結論からお伝えすると、市販で大量生産されているようなドーナツは体に悪いといえます。
しかし、手作り等で材料にこだわって作ったドーナツの中には、体に負荷の少ないものがあるのも事実です。
どんなドーナツが体に悪いかというと、
- 小麦粉が主原料
- 質の悪い油で揚げられている
- 砂糖がたくさん使われている
- チョコレートなどのコーティングがされている
といったものです。市販のドーナツには上記のようなものが多いので、体に悪いというのは本当だと断言できます。
なぜドーナツは体に悪い?理由を解説!
ドーナツは体に悪いということですが、なぜ悪いのかを知ることがとても大切です。
なぜならこれを知ることによって、ドーナツ以外でも体に悪いものがなんなのかを知ることができるからです。
体に悪いものには共通点も多くあるので、必ず押さえておきましょう。ドーナツが体に悪い理由としては、
- 3つある白い悪魔のうち2つも使われている
- 市販のドーナツは質の悪い油で揚げられていることが多い
- 炭水化物を高温調理することで有害物質がでる
- 糖質・脂質がともに高く肥満になりやすい
この4つです。ほかにももちろん理由はありますが、ここでは特に重要な4つをピックアップしました。1つずつ簡単に見ていきましょう。
3つある白い悪魔のうち2つも使われている
白い悪魔という言葉をご存じでしょうか。この白い悪魔は体に大きく負荷を与えるため、専門家や医者の中でもなるべく控えることを推奨している白い食べ物です。
その白い悪魔は、
- 白米
- 小麦粉
- 白砂糖
この3つです。かなり身近な食べ物なので、驚いた方もいるかもしれませんね。この白い悪魔がなぜ体に悪いかというと、詳細は省きますが、簡単にまとめると、
- 老化を引き起こす
- ガンのリスクが高まる
- 肥満につながる
- 中毒性がある
- うつ病につながる
といったものです。これだけ見てもかなりリスクが大きいことがわかるかと思います。
ドーナツはこの3つの白い悪魔のうち、「小麦粉」と「白砂糖」がたくさん使われることが多いです。そのためドーナツは体に悪いといえるのです。
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市販のドーナツは質の悪い油で揚げられていることが多い
さらに市販のドーナツは、質の悪い油で揚げられていることが多いです。理由は単純で、質の悪い油は安く手に入るからです。
そうすることで、消費者にとっても安く提供することができるので、質の悪い油はよく使われてしまいます。
質の悪い油には、トランス脂肪酸やリノール酸といった体に悪い影響を与える物質が多く、確実に体をむしばんでいきます。
脂質は三大栄養素の1つなので摂取する必要あるのですが、アマニ油やオリーブオイルといった質の高い油から摂取するのがおすすめです。もしくはアボカドや卵といった食品からとるのがおすすめですね。
炭水化物を高温調理することで有害物質がでる
小麦粉の主な栄養素は「炭水化物」になります。ドーナツはこの炭水化物を高温の油であげることになります。
炭水化物を高温で揚げることで発生するのが、「アクリルアミド」という物質です。
このアクリルアミドは、発ガン性があることが報告されており、こちらも体を確実にむしばんでいきます。
ドーナツ以外にも、
- ポテトチップス・フライドポテト
- とんかつ
- 天ぷら
といった揚げ物全般は、アクリルアミドの含有量が多いので注意が必要ですよ。
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糖質・脂質がともに高く肥満になりやすい
最後は補足的な内容ですが、糖質と脂質が高いので、肥満につながる可能性が高いです。
あらゆる食べ物の中でもトップクラスでカロリーが高いので、普段の食事+ドーナツとなると、カロリー過多になり肥満を引き起こします。
太る原因は、糖質と脂質の掛け合わせになるので、ドーナツ以外でも、
- たこ焼き・お好み焼き
- かつ丼
- ラーメン
- ケーキ
といった食べ物は、かなり太りやすい食べ物といえるでしょう。ダイエットをしている方は要注意ですね。
ミスタードーナツは体に悪い?
ドーナツといえば一番に名前があがるミスタードーナツですが、残念ながら体には良くありません。むしろ体に悪いと言えます。
ここまで解説してきたように、作り方は小麦粉を練って揚げるというものですから、高炭水化物・高脂質は変わりありません。
おすすめできるものとなると、「ふかふか焼ドーナッツプレーン」です。小麦粉を使用せず米粉を使って作れられています。
オーソドックスなオールドファッションと比べても、脂質・炭水化物が低いので、ダイエットしてるけど甘いものも食べたいという方にはおすすめですね。
体にいいドーナツはある?管理栄養士おすすめの比較的健康的なドーナツはこれ!
ドーナツが体に悪い理由がわかったかと思いますが、それでもドーナツを食べたいという方もいるかと思います。
そこでここでは管理栄養士が厳選した、比較的健康的なドーナツをご紹介します。
とはいってもドーナツは基本的に小麦粉で作られることが多く、どうしても糖質量が多くなってしまいますので、食べたとしてもたまにくらいにするのがおすすめですよ。
おとうふ工房いしかわ おとうふやさんがつくったとうふドーナツ
小麦が主原料にはなりますが、とうふも混ぜて作ることで、糖質量が抑えられたドーナツとなっています。成分表は以下の通りです。比較として、ミスタードーナツのオールドファッションを参考にしています。
とうふドーナツ(1個45g) | オールドファッション(1個) | |
エネルギー | 175kcal | 293kcal |
たんぱく質 | 2.3g | 3.3g |
脂質 | 8.7g | 18.0g |
炭水化物 | 21.5g | 28.5g |
食塩相当量 | 0.2g | 0.8g |
とうふドーナツのほうが1個当たり小さいということもありますが、全体的に低カロリーであることがわかります。
油で揚げられていますが、焼きであればも王少しカロリーが抑えられそうですが、とうふを使っているため、揚げないと触感に影響してしまいそうですね。
購入者のレビュー
焼きドーナツ (豆乳)
つづいて ケイエス冷凍食品株式会社で製造されている焼きドーナツです。こちらも比較してみてみましょう。
焼きドーナツ(50gあたり) | オールドファッション(1個) | |
エネルギー | 166 kcal | 293kcal |
たんぱく質 | 2.6 g | 3.3g |
脂質 | 7.8 g | 18.0g |
炭水化物 | 21..6 g | 28.5g |
食塩相当量 | 0.3 g | 0.8g |
主原料は小麦粉ですが油で揚げていないことで、脂質量が抑えられていますね。
また高温の油で調理がされないので、アクリルアミドの量も一般的なドーナツと比べて低いと推定できます。
間食にドーナツを食べたい方や、子供のおやつにしたい方には比較的おすすめなドーナツですね。冷凍で届くので長期保存ができるのもうれしいポイントです。
購入者のレビュー
※ ※ ※
以上少ないですが、管理栄養士おすすめのドーナツでした。健康的なドーナツは市販ではかなり少ないので、ぜひ参考にしてみてください。
もっと健康的なドーナツを食べたいという方は、全粒粉やオートミールを使って自分で作るのがおすすめです。
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今回は、ドーナツは体に悪いのかどうかをお伝えしました。基本的に市販のドーナツは体に悪いといえますが、その中でも体に負荷の少ないものもあります。
今回紹介した内容を参考に、あまり体に悪くないドーナツ選びをしてみてください。
ほかの食べ物でも使える内容なので、お菓子や普段の食事でも意識してみてくださいね。
KURAKURAでは、管理栄養士など様々な専門家の監修のもと、暮らしに役立つ情報を発信しています。ぜひまたご覧ください。最後までご覧いただきありがとうございました。