勉強や仕事、ゲームなど集中したいときによく飲まれるエナジードリンク。
眠気覚まし効果があり、毎日のように飲んでいる方もいるかもしれませんが、同時に「体に悪くないの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では管理栄養士監修のもと、エナジードリンクが体に悪いかどうか。また管理栄養士おすすめのエナジードリンクについて紹介していきます。
この記事を読んでわかること
- エナジードリンクが体に悪いかどうか
- エナジードリンクが体に悪い理由
- おすすめのエナジードリンク
【監修者】M.N
福井県出身の管理栄養士。
論文や企業から学んだ正しい知識を、誠心誠意をもって情報発信。
過去に書いた記事は300本以上。大手メディアにも掲載多数。
【経歴・実績】
2016年 健康栄養学科の大学を卒業・管理栄養士を取得
2016~年 大手食品会社勤務 主に商品開発に携わる
2021~年 健康に関する情報発信・Webライターとして活動
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エナジードリンクが体に悪いは嘘?本当?
結論からお伝えしますと、エナジードリンクが好きな方にとっては残念かもしれませんが、エナジードリンクは体に悪いです。
そのためできるだけ摂取を控えることを管理栄養士としてもおすすめします。
しかしやめようにもちゃんとした理由がないとやめにくい方もいるのではないでしょうか。
体に悪い理由やリスクを知ることで、より摂取を控える気持ちが高まります。ここからはその理由やリスクを紹介するので、本気で健康のことを考えたい方はこのまま読み進めてくださいね。
エナジードリンクはなぜ体に悪い?理由は?
エナジードリンクが体に悪い理由としては、
- 砂糖が入っている
- 着色料や保存料などの添加物が入っている
- カフェインが入っている
などがあります。他にもありますが、特に重要な3つをピックアップしたので、1つずつ見ていきましょう。
エナジードリンクが体に悪い理由①:砂糖が入っている
一番体に悪い理由として考えられるのが、「砂糖」が入っていることです。砂糖、特に白砂糖は
- 血糖値を急上昇させる
- 老化を引き起こす
- 肥満に繋がる
- 腸内環境が悪くなる
といった体に悪影響を及ぼすことが分かっています。
砂糖の栄養はほぼ糖質で、人間が必要な栄養素の1つです。
しかし専門家の中には、「糖質は砂糖からとる必要は一切ない。むしろ摂らないほうがいい。」という人もいるほど。
悪影響が多いので、糖質は果実やイモ類などからとるのが理想です。コーラにはこの砂糖がたくさん入っているので体に悪いといえます。
▼詳しくはコチラの記事をご覧ください
エナジードリンクが体に悪い理由②:着色料や保存料などの添加物が入っている
エナジードリンクの種類にもよりますが、多くのエナジードリンクの場合、着色料や保存料などの添加物が含まれています。
こういった添加物は発ガン性が疑われていたり、肥満に繋がったりなどのリスクがあります。
着色料や保存料以外にも、ノンシュガータイプのエナジードリンクには、人工甘味料(スクラロース、アセスルファムK)といった添加物もあり、これらも危険性が十分に考えらます。
エナジードリンクが体に悪い理由③:カフェインが入っている
3つ目がカフェインが入っていることです。エナジードリンクを摂取する方にとっては、このカフェインが目当ての方も結構多いのではないでしょうか。
カフェインは交感神経を高め、眠気覚ましや集中力アップのメリットがあります。
メリットの反面、不眠症や下痢、吐き気などの健康被害が出やすくなることも分かっています。
エナジードリンクに含まれるカフェイン量は、実はそこまで多くないのですが、一日に何本も飲んでいるという方は依存症の危険性もあるので注意が必要です。
▼参考記事
エナジードリンクを毎日飲むとどうなる?飲みすぎはどうなる?
おいしくてついつい食べ過ぎてしまうエナジードリンクですが、毎日飲んだり飲み過ぎたりすると
- 糖尿病
- カフェイン依存
- 肥満症
といったリスクがあります。1つずつ簡単に見ていきましょう。
糖尿病
糖尿病は高血糖が慢性的に続く病気のことです。
糖尿病は網膜症・腎症・神経障害の三大合併症のほか、より大きな血管の動脈硬化が進行して心臓病や脳卒中のリスクも高まります。
糖尿病の原因は運動不足や暴飲暴食などの、生活習慣が関係していると言われていますが、砂糖の摂りすぎも原因と考えられます。
エナジードリンクには砂糖が入っていますから、飲み過ぎると糖尿病のリスクは上がるでしょう。
▼参考記事
e-healthネット:糖尿病(とうにょうびょう)
カフェイン依存症
カフェイン依存はカフェインの摂取量が増えることで、体がカフェインに慣れてしまい、どんどんカフェインの摂取量が増加する状態です。
先述しましたが、カフェインは眠気覚ましなどの効果もありますが、下痢や睡眠の質低下などのデメリットもあります。
エナジードリンクを飲んでも効果がない→もっと飲むという悪循環が続くことで、依存症につながるリスクは高まるでしょう。
肥満症
3つ目が肥満症です。人が太る原因として糖質がありますが、エナジードリンクはこの糖質が多めです。
エナジードリンクは炭酸飲料なことがほとんどで、炭酸は胃を刺激します。なのでエナジードリンクと一緒にお菓子などを食べる方も多いのではないでしょうか。
エナジードリンクとお菓子類が組み合わさることで、より肥満に繋がるので注意が必要です。
また肥満になることで、動脈硬化
体にいいエナジードリンクはある?管理栄養士おすすめのエナジードリンクを紹介!
エナジードリンクが体に悪いということが十分に分かったかと思いますが、それでもたまには食べたいと思う方もいると思います。
たしかに市販で売られているエナジードリンクは、体に悪いものが多いですが、すこしでも健康への害を抑えようと作られたものもあります。
ここでは管理栄養士が厳選したおすすめのエナジードリンクを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.オロナミンC
50年以上愛されるオロナミンC。1本あたりの量が少なく、カフェインも比較的少なめなのが体に優しいところ。
ビタミンCも比較的多く含まれているので、体に嬉しいことも。量が少ないので物足りないと感じる方もいるかもしれませんが、これくらいに抑えておくのが無難です。
2.メガシャキ
少ない量で多くのカフェイン量を摂取したい方におすすめなのがメガシャキです。
カフェインは1本あたり100mgも含まれており、一般的なエナジードリンクの3倍の量があります。
その代わり内容量も100mlなので、糖質量などは抑えることができますよ。
3.レッドブル
3つ目がレッドブルです。エナジードリンクといえばレッドブルという方も多いのではないでしょうか。
実はレッドブルはカフェイン量が少なく、内容量もミニ缶であれば少ないので、糖質量を抑えることができるのです。
ネックは値段ですが、世界中で愛されているエナジードリンクでもあるので、比較的安心度は高めですね。
今回はエナジードリンクが体に悪い理由は、毎日食べることのリスク、おすすめのエナジードリンクについてご紹介しました。
できればエナジードリンクの摂取量は控えるべきですが、たまになら大きな問題はありません。
健康のことを考えるのであれば、摂取量を控えたり、最後に紹介したエナジードリンクを取り入れてみましょう。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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