健康

【管理栄養士監修】プリングルズって体に悪い?理由や発がん性のリスクについて解説

3時のおやつやお酒のおつまみとして、子供から大人まで大人気のプリングルズ。

世界中で愛されるスナック菓子の1つですが、体に悪いという事実を知っていますか?

この記事では管理栄養士監修のもと、プリングルズが体に悪い理由や健康被害へのリスクについて解説していきます。

M.N
プリングルズが大好きな人ほどご覧ください!

【監修者】M.N

福井県出身の管理栄養士。
論文や企業から学んだ正しい知識を、誠心誠意をもって情報発信。
過去に書いた記事は300本以上。大手メディアにも掲載多数。
【経歴・実績】
2016年  健康栄養学科の大学を卒業・管理栄養士を取得
2016~年 大手食品会社勤務 主に商品開発に携わる
2021~年 健康に関する情報発信・Webライターとして活動

そもそもプリングルズってどこの会社?

プリングルズ (Pringles) は、P&Gによって開発された大人気のお菓子です。

世界140か国以上で販売され、日本でもコンビニやスーパーで取り扱われています。

日本の販売業者はもともと明治で、そのあと森永製菓に販売店契約が移りました。

しかし2020年3月末には契約終了となり、現在(2022年11月6日)では、日本ケロッグが販売を行っています。

プリングルズは体に悪い!食べすぎには要注意

結論からお伝えしますとプリングルズは体に悪いです。

食べすぎによることで様々な病気のリスクが上がると考えられます。

そのため監理栄養士としても摂取はあまり推奨しません。ではなぜプリングルズは体に悪いのでしょうか?続いてその理由について深ぼっていきます。

M.N
ここを理解することで食べるのを控える気持ちが強くなりますよ。

プリングルズが体に悪い理由

プリングルズが体に悪い理由としては、

体に悪い理由

  1. 塩分が高い
  2. 食品添加物が多い
  3. 炭水化物を高温で調理している

といったものです。1つずつ簡単に見ていきましょう。

塩分が高い

プリングルズは味付けにおいて、塩が使われます。1枚単位であれば少なく感じるかもしれませんが、100gあたり0.668gもの塩分が含まれています。

厚生労働省が発表している塩分の適正量は男性7.5g未満、女性6.5g未満となっており、ロング缶1本だと適正量の約10分の1分ほどになります。

10分の1と聞くとそこまで多く感じない方もいるかと思いますが、他のお菓子と比べても塩分量は高めです。

そして塩分を過剰摂取してしまうと、

  • 高血圧
  • 心臓病
  • 体重増加
  • 消化器系トラブル

といったリスクが高まってしまいます。なのでこの塩分量が高いというのは体に悪い理由の1つとして考えられますね。

食品添加物が多い

食品添加物とは、厚生労働大臣が安全性と有効性を認めた、保存料や調味料、着色料や人工甘味料などのことをいいます。

「国が認めているから大丈夫」と思う方もいるかもしれませんが、まだ明らかになっていな部分が多いものが多いのです。

また研究でもほとんどが動物実験なので、一概に人体に全く影響がないとは言いきれないのが現状です。

食品添加物を摂ることによって、

  • 嗅覚障害
  • 発ガン性のリスクUP
  • 肥満

といった影響を及ぼす可能性が高まります。安全性が確認されているものもありますが、長い目で見ると摂取は慎重になるべきでしょう。

炭水化物を高温で調理している

じゃがいもなどの炭水化物を高温で調理すると「アクリルアミド」という発ガン性がある物質が発生します。

プリングルズは高温で焼き揚げるという工程があるので、ここでアクリルアミドが発生している可能性は十分にあります。

これは確実に体を蝕む体に悪いモノとして研究結果が出ているので、できるだけ摂取しないようにすることが大切です。

▼プリングルズの製造工程動画

ポテトチップスは体に悪いものがほとんど

プリングルズは厳密にはポテトチップスとは違い、じゃがいもを粉末上にして、小麦粉やコーンスターチと混ぜて作られます。

そのあと型にはめて成形するので、どれも同じ形・食感になります。それに比べてポテトチップスはじゃがいもをそれぞれカットするので、形もバラバラになるのです。

しかし結局は油を使って高温調理することは変わらないので、健康に対するリスクはほとんど変わりません。

M.N
ポテトチップスが体に悪い理由については以下の記事で詳しく解説しています。

【管理栄養士監修】ポテトチップスが体に悪い・危険は嘘?知らないとまずい理由を解説!                                                          

プリングルズ各味の原材料・成分表

ここではプリングルズの各味に対する成分表をまとめておきます。気になるカロリーだけは比較表を置いておくので参考にしてみてください。

なお記載されているものはプリングルズから公表されている、新・定番フレーバーから5種抜粋しています。

プリングルズ味別カロリー表

うましお 286kcal
サワークリームオニオン 282kcal
チーズ 284kcal
おつまみ海苔 270kcal
トリュフ 266kcal
M.N
カロリーに関してはほぼ違いはありません。全体的にみるとトリュフが比較的体には優しいですね。

プリングルズ うましお味

原材料

ポテトフレーク(遺伝子組み換えでない)、植物油、小麦でん粉、米粉、調味粉(食塩、砂糖、マルトデキストリン、酵母エキス、植物油)、マルトデキストリン、ぶどう糖/乳化剤、pH調整剤、調味料(核酸)、香料

栄養成分 量(53g缶)
カロリー 286kcal
タンパク質 2.9g
脂質 17g
炭水化物 30.4g
食塩相当量 0.3~0.8g

サワークリームオニオン

原材料

ポテトフレーク(遺伝子組換えでない)、植物油、コーンフラワー(遺伝子組換えでない)、小麦でん粉、調味粉(食塩、ホエイパウダー、ぶどう糖、オニオンパウダー、マルトデキストリン、砂糖、植物油、脱脂粉乳、サワークリームパウダー、発酵脱脂粉乳、酵母エキス)、マルトデキストリン/乳化剤、調味料(アミノ酸等)、香料、酸味料、カゼインNa、pH調整剤

栄養成分 量(53g缶)
カロリー 282kcal
タンパク質 3.0g
脂質 16.4g
炭水化物 30.5g
食塩相当量 0.5~1.2g

チーズ

原材料

ポテトフレーク(遺伝子組換えでない)、植物油、小麦でん粉、調味粉(マルトデキストリン、食塩、砂糖、酵母エキスパウダー、チーズパウダー(チェダーチーズ、クリームチーズ、モッツァレラチーズ、パルメザンチーズ)、たんぱく質濃縮ホエイパウダー)、米粉、マルトデキストリン、ぶどう糖/乳化剤、香料(大豆由来)、調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、酸味料、パプリカ色素

栄養成分 量(53g缶)
カロリー 284kcal
タンパク質 2.9g
脂質 16.4g
炭水化物 31.2g
食塩相当量 0.3~0.8g

おつまみ海苔

原材料

ポテトフレーク、植物油、コーンフラワー、小麦でん粉、調味粉(砂糖、マルトデキストリン、食塩、植物油、海苔パウダー、醤油パウダー(大豆を含む))、海苔フレーク、マルトデキストリン/乳化剤、調味料(アミノ酸等)、香料、pH調整剤、酸味料

栄養成分 量(53g缶)
カロリー 270kcal
タンパク質 3.7g
脂質 14g
炭水化物 32.4g
食塩相当量 0.2~0.7g

黒トリュフ

原材料

ポテトフレーク、植物油、小麦でん粉、調味粉(マルトデキストリン、砂糖、食塩、酵母エキスパウダー、マッシュルームエキスパウダー、ホエイパウダー(乳成分を含む)、ブラックトリュフパウダー)、米粉、マルトデキストリン/乳化剤、調味料(アミノ酸等)、香料、pH調整剤

栄養成分 量(53gあたり)
カロリー 266kcal
タンパク質 2.9g
脂質 16.4g
炭水化物 31.2g
食塩相当量 0.1~0.5g

今回はプリングルズが体に悪い理由について解説しました。

パリっとした食感と絶妙な味付けでついつい食べ過ぎたりしてしまいますが、摂取量には十分注意したいところです。

たまに食べるくらいであれば、そこまで体に大きな影響は与えません。

M.N
月に1回のご褒美程度がおすすめです!

今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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