人工甘味料の1つであるサッカリン。
KURAKURAの管理栄養士が監修した、「人工甘味料危険度ランキング」では第2位に選ばれている人工甘味料です。
この記事では管理栄養士監修のもと、サッカリンの危険性や病気のリスク、よく含まれている食品などについて解説していきます。
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サッカリンとは?
サッカリンとは、砂糖の約400~500倍の甘みをもつとされている人工甘味料です。1879年にアメリカではじめて合成された人工甘味料ですが、1960年代の動物実験にて、発ガン性の疑いが持たれました。
その結果1977年に1度アメリカで使用禁止とされました。しかしそのあとの研究で発ガン性の証拠が得られず、使用が認められることになった歴史があります。
しかし日本では食品衛生法によってサッカリンの使用量が決められているため、他の人工甘味料で代用されることが多いです。
サッカリンのより詳しい内容を知りたい方は、コチラをご覧ください。
サッカリンの危険性や病気のリスクは?
サッカリンの危険性とは、
- 肥満
- 胃腸障害
- 発ガン性
といったものがあります。発ガン性はないというデータもありますが、絶対と言えるデータがないのも事実です。
研究データというものは、企業の都合のいい条件で行われたものもあるので、100%正しいという情報は結構少ないです。
またサッカリンを使うことで甘みはありますが、糖質として換算されないので、結果として糖質を欲するようになり、肥満にも繋がりやすくなります。
一応日本では厚生労働省に認められてはいますが、摂りすぎには十分注意しましょう。
サッカリンの一日摂取許容量
国立医薬品食品衛生研究所が出している、食品添加物ADIによると、サッカリンの一日許容摂取量は5mgとされています。
アセスルファムKやスクラロースと比べて、1gあたりの甘みは低めなので、食品や飲料にはやや多めに入っている可能性があります。
そのためサッカリンが入った飲料やガムなどの食べすぎには注意しましょう。
サッカリンがよく含まれている食品・飲料は?
サッカリンがよく含まれている食品・飲料としては、
- ダイエット飲料
- しょうゆや白だしなどの調味料
- アイスクリーム
- 海藻加工品
- お菓子類
- 缶詰
- 魚肉練り製品
- 粉末清涼飲料水
といったものです。使用基準も限られているので、あまり目にすることはないかもしれませんが、醤油や海からとれる食品の加工品ではたまに見られるのでチェックしましょう
使用基準についてはコチラ
サッカリンを含む人工甘味料については未だ謎が多い
さきほどもすこしお伝えしましたが、サッカリンを含む人工甘味料は、実際のところ未だわからないことも多いのです。
サッカリンはかなり歴史の古い人工甘味料なので、他の人工甘味料と比べてデータは多いですが、絶対と言えるものはありません。
そのためサッカリンを含む人工甘味料に関しては、発ガン性などの危険性もあると考えて、なるべく摂取しないように心がけることが大切です。
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情報を自分で取捨選択する時代ですから、何が正しいのか、何が間違っているのかを自分で判断する必要があります。
この記事の結論としては、「摂取するのはおすすめしない」となります。少しでも参考になればと思います。
動画で人工甘味料のことについて学ぼう
YouTubeでは管理栄養士の方や医者の方が、人工甘味料について説明している動画がたくさんあります。
人工甘味料全体について知っておくことは、健康にも大きくかかわってくるので、健康を気にしている方はぜひチェックしてみてください。
おすすめ動画①
おすすめ動画②
おすすめ動画③
今回は人工甘味料のサッカリンについてお伝えしました。
まだまだ分からないことも多いサッカリンですが、管理栄養士としては、サッカリンを含む人工甘味料の摂取はあまりおすすめしません。
様々な情報がありますが、いまだにわからないことが多いので、できるだけ摂取しないように心がけましょう。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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