健康 管理栄養士監修

【監理栄養士監修】カフェオレを毎日飲むと太る?糖尿病などの病気になる可能性は?

カフェオレを毎日飲むと太るのか

子供から大人まで人気を得ているカフェオレ。

ペットボトルに入ったものから、粉末状に加工されてお湯に溶かすタイプなどありますよね。

そんなカフェオレは毎日飲んでも大丈夫なのか、不安に思う方も結構多いと思います。

そこで今回は管理栄養士監修のもと、カフェオレを毎日飲んでもいいのか、糖尿病などの病気のリスクはないのか解説していきます。

【監修者】M.N

福井県出身の管理栄養士。
論文や企業から学んだ正しい知識を、誠心誠意をもって情報発信。
過去に書いた記事は300本以上。大手メディアにも掲載多数。
【経歴・実績】
2016年  健康栄養学科の大学を卒業・管理栄養士を取得
2016~年 大手食品会社勤務 主に商品開発に携わる
2021~年 健康に関する情報発信・Webライターとして活動

カフェオレは太る?毎日飲むともっと太る?

グラスに入ったカフェオレ

まずカフェオレを毎日飲むと太るのか結論をいうと、「市販のカフェオレ」は太りやすいです。

手作りの場合は作り方次第では、太らないようなカフェオレにすることも可能です。

なぜ太るのかというと、カフェオレの成分表を見るのがわかりやすいので、それを見ていきましょう。

カフェオレの成分表(100mlあたり)

エネルギー(kcal) 30kcal
タンパク質 0-1.5g
脂質 0-1.5g
炭水化物 5.1g
食塩相当量 0.13g
カフェイン 30mg
カリウム 70mg
リン 20mg

こちらは100mlあたりの成分表となります。

しかし500mlのペットボトルで販売されているものも多いので、正しく量を見るには5倍の数字を見る必要があります。

カフェオレの成分表(500mlあたり)

エネルギー(kcal) 150kcal
タンパク質 7.5g
脂質 7.5g
炭水化物 25.5g
食塩相当量 0.65g
カフェイン 150mg
カリウム 350mg
リン 100mg

太る原因としては、主に「脂質」と「炭水化物」になります。

この2つの数字が、両方とも高い場合、太りやすいと判断することができます。

カフェオレは飲み物としては脂質と炭水化物が多め

カフェオレは太る原因となる「脂質」と「炭水化物」が、他の飲み物と比べて高めになります。

例えばコーヒーの場合、脂質がないのでコーヒー単体では太りにくいです。

100%のオレンジジュースなども、炭水化物こそ多めですが、脂質がない分太りにくい飲み物となります。

ただし、オレンジジュースのような炭水化物のみ多い飲み物の場合、一緒に食べる食べ物の脂質が高いと太りやすくなるので注意しましょう。

砂糖と牛乳が太る原因になる

コーヒーに砂糖を入れようとしているところ

そしてカフェオレの場合、脂質と炭水化物を高めているのが、「砂糖」と「牛乳」になります。

牛乳は「炭水化物」と「脂質」を含む飲み物なので、そもそも太りやすいの飲み物の1つなのです。

牛乳とコーヒーだけで混ぜて作るカフェオレの場合は、実はそこまで太る飲み物とはなりません。

一番の太る要因になるのが「砂糖」ですね。市販のカフェオレだと砂糖が大量に使われていたり、脂質を多く含む「クリーム」が使われています。

なので市販のカフェオレはかなり太りやすい分類となるので、体型を気にしている方はなるべく飲まないようにしましょう。

牛乳も体に悪い

コーヒーに牛乳を入れてカフェオレを作っているところ

牛乳は体に良いと言うイメージがある方も多いかもしれませんが、実は牛乳は体に悪いことが最近になってわかっています。

諸説ありますが、牛乳には乳糖と言う成分があり、この乳糖を分解するための消化酵素が、アジア系は充分でないことから下痢になりやすいのです。

もちろん体質によって違いはありますが、牛乳を飲んでよく下痢を起こす人は、カフェオレも牛乳が入っているのでなるべく避けた方が良いでしょう。

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カフェオレの飲み過ぎは下痢を引き起こす

カフェオレを毎日飲むことはもちろん、一日に何倍も飲むのは危険です。

先ほどお伝えしたように、牛乳の乳糖成分を分解できないので、飲み過ぎによって下痢を引き起こすことは十分に考えられます。

砂糖なし・無糖・ノンスウィートのカフェオレを毎日飲むと太る?

砂糖や牛乳が太る原因になるとお伝えしました。太る原因になりやすい砂糖ですが、中には無糖カフェオレ・ノンスウィートカフェオレというのもよく耳にすると思います。

無糖というのはそのまま砂糖がはいっていないということになります。コチラの場合は太るか太らないかだけでいうと、砂糖入りのカフェオレに比べて太りにくいです。

ただし無糖のカフェオレに関しては、代わりに人工甘味料が含まれていることが多いです。その甘味料が実は砂糖よりも体に悪いものもあるのです。

無糖・ノンスウィートのカフェオレの危険性についてはこの後解説しているので、そのまま読み進めてください。

カフェオレを毎日飲むと病気になる?糖尿病のリスクは?

カフェオレに砂糖をいれている女性

カフェオレは太りやすい飲み物と言うことがわかったと思いますが、もうひとつ気になるのは病気の原因になるのかどうかだと思います。

続いてその病気のリスクがあるかどうかについて解説していきます。

砂糖が入っているものは基本的に飲まない方がいい

まずカフェオレの中で1番病気に直結しやすいのが砂糖です。

砂糖の危険性についてはこちらの動画がわかりやすいです。

簡単にまとめておくと、砂糖には

  • 腸内環境の悪化
  • 血糖値の乱高下による糖尿病の要因となる
  • 肥満
  • 糖化

こういった、体に悪影響を及ぼす原因となります。

糖化は肌の老化やガン、動脈硬化を引き起こします。カフェオレ単体であればまだマシですが、一緒にケーキなど砂糖が大量にはいった食べ物を一緒に食べてしまうと、体に大きな負荷を与えてしまいます。

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無糖(ノンシュガー)のカフェオレに入っている甘味料はさらに要注意

「じゃあ砂糖を取らないほうがいい」という考えが増えたこともあり、よく見かけるようになったのが「砂糖不使用」と言う言葉です。

  • 無糖カフェオレ
  • ノンシュガーカフェオレ
  • ノンスウィートカフェオレ
  • ゼロカロリーカフェオレ

といったものは全て同じ意味を持ち、どれも砂糖が含まれていないカフェオレになります。

一見すると砂糖を使っていないので、体に負荷がかからなさそうですが、代わりに使用されているのが人工甘味料です。

甘味料はものによっては、砂糖よりも体に悪い影響を及ぼします。

特に注意したいのは「アスパルテーム」と「アセスルファムK」です。これらの甘味料は、海外では禁止されているところもあります。

様々な論文が出ており、甘味料は体に悪影響がないというものもあれば、悪影響があると言う両極端な結果があります。

しかしこれは、メーカーが商品を売りたいために、都合の良い研究内容をしている可能性もあります。

人工甘味料に関する研究データを色々見てみると、中には発ガン性であったり脳腫瘍リスク・肥満海苔すぐが高まるといったものもあるのです。

国に認められている人工甘味料が使用されますが、まだまだ不確かな事は多いので摂りすぎには注意した方がよいでしょう。

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結論:カフェオレを毎日飲むのはやめよう

カフェオレを飲んでいる女性

ここまで解説してきた内容からすると、カフェオレはできれば飲まない方が体には良いでしょう。

そして「市販のカフェオレ」を飲んでいる方は、特に要注意ですね。筆者としては今すぐやめることをおすすめします。

カフェオレは飲んでも週に1回

ですがカフェオレが好きで、どうしても飲みたいという方もいると思います。

毎日飲むは病気にも繋がりますので、週に1回程度に抑えておくことをおすすめします。

砂糖と甘味料が入っていないシンプルなカフェオレを飲もう

できれば市販のカフェオレではなく、無糖のコーヒーと加工のされていない牛乳を混ぜて作るカフェオレが望ましいです。

ただし牛乳の比率は少なめにして、7:3もしくは8:2ほどの割合で作ることをおすすめします。

これだけはチェック!成分表的に見ておすすめな市販のカフェオレ

市販のカフェオレは基本的におすすめしませんが、どうしても飲みたい方向けにおすすめの市販カフェオレをご紹介します。

ポイントは、

  • 砂糖が入っていない
  • 甘味料も入っていない

この2点です。しかしこの2つの条件を満たす市販のカフェオレはかなり少なく、ネットで購入するのが望ましいです。

特にスーパーやコンビニで売っているカフェオレは、例外もありますが砂糖か甘味料のどちらかが入っています。

ここでは、人工甘味料・砂糖を使用していない比較的健康的なカフェオレをご紹介します。

伊藤園 タリーズコーヒー Smooth Latte (スムース 甘くないラテ)

まずはお茶で有名な伊藤園から出ている、タリーズコーヒー。

余談にはなりますが、タリーズの親会社は伊藤園なので、こういった商品ができるわけです。

本題に戻るとこちらは、砂糖も甘味料・香料も使用しておらず、なおかつカロリーは500mlで約60Kcalと低カロリーになっています。

成分表(100mlあたり)

エネルギー 12Kcal
タンパク質 0.7g
脂質 0.6g
炭水化物 1.0g
食塩相当量 0.15g
カリウム 65mg
カフェイン 32mg

原材料

牛乳、コーヒー、加工クリーム、全粉乳/カゼインNa(乳由来)、乳化剤

メーカー詳細はコチラ

日本の成分表のルールには、原材料で使用している量が多い順に並びますが、このSmooth Latteは、牛乳とコーヒーが前にくるので、その分素材本来で作られていることがわかります。

太りやすいカフェオレだと、牛乳・コーヒーの前に「砂糖」と書かれているので、市販で購入する場合はチェックしてみてください。

サントリー クラフトボスポケットラテ 甘くないラテ コーヒー

こちらはサントリーから販売されている、「クラフトボスポケットラテ 甘くないラテ」です。

280mlのポケットサイズで購入できるので、飲みすぎを防ぐ効果もあります。

成分表(100mlあたり)

エネルギー 32Kcal
タンパク質 2.0g
脂質 1.2g
炭水化物 4.5g
食塩相当量 0.13g
カリウム 80mg
カフェイン 30mg

原材料

牛乳(国内製造)、コーヒー、乳製品、食用油脂、ぶどう糖、乳糖 /乳化剤、香料、カゼインNa

メーカー詳細はコチラ

乳糖といって、牛乳本来に入っている糖質が入っている分、炭水化物が高めとなっており、Smooth latteと比べてカロリーは高めです。

ですが砂糖や、甘味料が入っているものよりもマシでしょう。量が少ない分、摂りすぎないようにできるので、このサイズのカフェオレはおすすめですね。

最強市販カフェオレ?伊藤園 タリーズコーヒーバリスタズラテ 無糖カフェラテ

最後はコチラ。今回数多くのカフェオレを調査しましたが、おそらく市販の中で一番体に害少ないであろう、伊藤園の「バリスタズラテ 無糖カフェラテ」です。

その理由は成分表と原材料を見れば納得するかと思います。

成分表(100mlあたり)

エネルギー 7Kcal
タンパク質 0.3g
脂質 0.3g
炭水化物 0.7g
食塩相当量 0.06g
カリウム 72mg
カフェイン 47mg

原材料

牛乳(生乳(日本))、コーヒー/乳化剤

メーカー詳細はコチラ

カロリーが7Kcalで、牛乳とコーヒーをメインとしているため、無駄なものがほとんど入っていません。

ちなみに乳化剤とは、牛乳とコーヒーが分離しないようにするための役割を果たします。ほとんどのカフェオレに入っているので、ここは最低限仕方ないことかなと思います。

もし毎日でもカフェオレを飲みたいというのであれば、コチラのカフェオレが断然おすすめです。

糖類や甘味料が入っていない分、甘みは弱めですが、牛乳本来の甘みを感じることができるため、手ごろに本格的なカフェオレを楽しめるのもおすすめのポイントですね。

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※ ※ ※


カフェオレはなるべく飲まないようにすることが理想ですが、もし飲む場合は市販ではなく自分で作りましょう。

そしてもし市販のカフェオレを購入する場合は、今回紹介したカフェオレを手に取っていただきたいです。

太りたくないと考えている場合は、コーヒーに変更する、もしくは脂質が抑えられた100%ジュースに変更するなどが望ましいですね。

今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。

KURAKURAでは、管理栄養士など様々な専門家の監修のもと、暮らしに役立つ情報を発信しています。ぜひまたご覧ください。

【監修者】M.N

福井県出身の管理栄養士。
論文や企業から学んだ正しい知識を、誠心誠意をもって情報発信。
過去に書いた記事は300本以上。大手メディアにも掲載多数。
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