オフィスワークでは仕事中に間食を許されているところも多いかと思います。
オフィスグリコなど、会社内にフード販売をしている会社も増えてきているようです。
そこで発生するのが咀嚼音。これが集中しているときに隣の人がうるさくて、仕事に集中できないこともありますよね。
場合によっては「気持ち悪い」「イライラする」といった感情を生むこともあるのではないでしょうか。
この記事では、そんな時にどう対処すれば良いのか、立場別に具体的な方法を解説します。
目次(本サイトはアフィリエイトを含む記事があります)
咀嚼音を指摘する時に注意したいこと
咀嚼音がうるさいときに、相手に指摘する場合は注意したいことがあります。事前に把握しておくことで、関係性の悪化や職場トラブルを防ぐことができるので抑えておきましょう。
注意ポイント
- 否定をしすぎない
- 理由をしっかりと伝える
- 相手の人間性を見る
否定をしすぎない
咀嚼音に限った話ではありませんが、相手にして気をするときは否定をしすぎないことが大切です。
「どういった育ちをすればそんなに咀嚼音が大きくなるんだ」
「普通に考えれば分かるだろう」
「会社でそんなものを食べるのはあり得ない」
といった指摘はナンセンスです。確かに常識を考えれば当たり前のことかもしれませんが、全員が全員常識を学んでいるとは限りません。
そして人は否定をされると、怒りや反発などストレスを感じます。これがもととなって関係性の悪化や、業務への悪影響が発生します。
そのため指摘する時は否定しすぎないように注意しましょう。
理由をしっかりと伝える
指摘する場合は、なぜそうしないといけないのか「理由」を明確にすることが大切です。
例えば咀嚼音を注意する時、
「咀嚼音小さくして」
「咀嚼音が大きくて嫌な気持ちになるので抑えてほしいです」
この2つを見比べてみましょう。前者の場合、自分が言われたらどうでしょうか。
「なんで?」と思う方がほとんどだと思います。後者の場合は理由が明確なので、納得できるのではないでしょうか。
「咀嚼音が大きいくらいで嫌な気持ちになるな」という反発もあるかもしれませんが、理由を伝えた方が納得してもらいやすいです。
相手の人間性をみる
指摘は人によって受け取り方、受け取った後の行動が大きく違います。
素直な人であれば、指摘を受けた場合は反省して次回からしないようにします。
しかし反発的な人の場合は、「嫌なことを言われた」「指摘された」と同僚などに言いふらして回ります。
その結果「嫌な人」というレッテルを張られることもあるかもしれません。
実際のところはそういった告げ口をする人は、多くの人に「そういう人」というレッテルを張られているので、大きな問題になることは少ないです。
ただ伝えた人との関係性が悪化して、仕事を依頼しにくくなるといったこともあるので注意しましょう。
上司の咀嚼音がうるさい場合
直属上司の咀嚼音がうるさい場合、対処法は以下になります。
ポイント
- 人事担当に相談・報告する
- 仲が良ければ直接言う
人事担当に相談・報告する
基本的に上司にあらゆることで進言する場合は、評価に関わってくることもあるので注意が必要です。
この場合は直接言うのではなく、人事に相談してみてから対応することが望ましいでしょう。
注意したいのは上司と人事の関係性です。親しい場合は告げ口されて関係性が悪化する可能性もあります。
特に親しい様子がなければ、「咀嚼音が気になって集中できない」とシンプルに相談しましょう。
この時嘘をついて、自分以外の誰かが本当は言っていないのに「〇〇さんが集中できないと言っていたから対処してほしい」などとは言ってはいけません。
新たなトラブルの発生原因となるので、あくまでも自分の意見として伝えるようにしましょう。
仲が良ければ直接言う
一番ベストなのは関係性があってのことですが、直接伝えることが望ましいです。
「〇〇部長咀嚼音でかすぎます!耳壊れます!」と、ジョークを交えたり、フランクに言えるのであればそれがいいです。
常識のある上司であれば、部下が嫌だと感じる部分は直してくれます。
同僚の咀嚼音がうるさい場合
同僚の場合は比較的楽に伝えることができます。
ただ女性に対して伝える必要がある場合は、より注意が必要です。
咀嚼音に関してはデリケートな内容であるため、場合によってはハラスメント問題に発展します。
関係性が気づけているのであればフランクに伝えればいいですが、そこまで仲良くない場合は上司の時同様に人事に相談することをおすすめします。
部下やパートの咀嚼音がうるさい場合
自分の部下や管理しているパート・アルバイトの咀嚼音がうるさい場合は、上司側の立場としてしっかりと注意しましょう。
その時に注意したいのは、これまで同様の理由をしっかり伝えることと、「部下のため」という名目のもと伝えることで、自然に伝えることができます。
例えば、「咀嚼音が大きいことで、周りに不快な気持ちを与えてマイナスな評価を与えられる場合がある。それは君のためにならないから直していこう」
といわれたらどうでしょうか。あくまでも部下にプラスに働くように注意することで嫌な気持ちはそこまででないのではないでしょうか。
ここで反発してくるようであれば、部下側に問題があると考えてよいでしょう。常識のある人であれば反省して次回から直してくれるはずです。
咀嚼音が気になるのは自分だけ?これって病気?
咀嚼音がうるさいと感じるのに、他の人は特に何も思っていないということは結構あります。
「これって病気?」と思う方もいるかと思いますが、実際のところはその可能性は0ではありません。
考えられる病気としては以下のようなものがあります。
考えられる病気
- ミソフォニア
- HSP
ミソフォニア
ミソフォニアとは、ある特定の音が聞こえてくると「過剰」に敏感に反応して嫌悪感や不快感を覚える症状のことです。
特定の音に関しては様々考えられ、歩く音、キーボードを叩く音、扉を開ける音、咳払い、赤ちゃんの泣き声、鼻をかむ音など多岐にわたります。
咀嚼音もその1つにあたり、複数の音が気になる場合もミソフォニアの可能性は考えられます。
「神経質」と片付けられてしまい、病気として理解されないのも事実で、現在は音が気になる側が対処することがほとんどです。
HSP
HSPとは「非常に感受性が高く強く敏感な気質を持った人」という意味です。
光や音に敏感で、実際には病気的なものではなく、生まれ持った気質にあたります。
- 共感しやすい
- 周囲の音に敏感
- 周囲の匂いに敏感
- 必要以上にものごとを気にしてしまう
- 疲れやすい
- 自己否定しやすい
- 罪悪感を感じやすい
これらの内容に当てはまる方は、HSPの可能性は十分に考えられるでしょう。
HSP診断テストといったものもあるので、ひとまず診断してみるのも1つですね。
▼HSPについてはコチラの記事で詳しく解説しています。
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咀嚼音が気になる側が対処するという考え方
咀嚼音がうるさいと感じる場合、相手に伝えるのも1つですが、自分で完結できる場合はそちらの方が望ましいです。
イヤフォンの装着や場所の移動、リモート対応といったことも1つです。
指摘する際の注意点をお伝えしましたが、指摘された側は最初は嫌な気持ちになるのが普通です。なので指摘するのは最終手段と考えておくことも大切です。
自分で対処できることがないかも考えてみましょう。
今回は会社で咀嚼音がうるさい人に対しての対処法について紹介しました。
オフィス内は集中できる環境が望ましいので、今回お伝えした内容少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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