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【管理栄養士監修】ネオテームとは?危険性や病気のリスクはある?よく含まれる食品も紹介

人工甘味料の1つであるネオテーム。

KURAKURAの管理栄養士が監修した、「人工甘味料危険度ランキング」では第4位に選ばれている人工甘味料です。

この記事では管理栄養士監修のもと、ネオテームの危険性や病気のリスク、よく含まれている食品などについて解説していきます。

ネオテームとは?

ネオテームとは砂糖の1万倍の甘さをもち、日本では2007年に認可が下りた人工甘味料となっています。

人工甘味料で最も有名と言ってもいい「アスパルテーム」の改良品ともいわれ、ネオ(新しい)テームという名がついています。

熱に強く水には溶けない反面、アルコールにはよく溶けるという特徴があり、徐々にその名が浸透してきました。

しかしアセスルファムKやスクラロース、アスパルテームといった人工甘味料に比べて、まだまだ使われているところは少ないでしょう。

ネオテームの危険性や病気のリスクは?

ネオテームの危険性とは、

  • 体重減少
  • 発ガン性物質の生成
  • 肝臓・気管支等への

といったものがあります。これは動物実験で行われた場合のデータの1つです。一方でメーカーが行った試験の中には、ヒト臨床試験を行って安全性を確認しているというデータもあります。

国では認可が下りていますが、ネガティブな研究データもあります。それにまだまだ新しい人工甘味料ですから、長期的な安全という面ではまだまだ不確かな事が多いのが事実です。

絶対安全といえる人工甘味料ではないため、健康を考えるのであれば、あまり摂取はしないことをおすすめします。

ネオテームの一日摂取許容量

国立医薬品食品衛生研究所が出している、食品添加物ADIによると、ネオテームの一日許容摂取量は1mgとされています。

他の人工甘味料と比較すると、許容摂取量は少なめになります。ただしその濃度の高さから、食品や飲料に使われる際は、他の人工甘味料と比較して少なめになるでしょう。

そのためネオテームが含まれている食品や飲料を、過剰摂取しない限り摂取許容量を超えることはないかと思います。

ネオテームがよく含まれている食品や飲料は?

ネオテームがよく含まれている食品・飲料としては、

  • ヨーグルト
  • ケーキ
  • キャンディ
  • ガム
  • 砂糖未使用の飲料&ゼロカロリー飲料

といったものです。使用されている場合は原材料に、甘味料として記載されているのでチェックしてみてください。

ネオテームを含む人工甘味料については未だ謎が多い

ネオテームを含む人工甘味料ですが、実際のところ未だわからないことも多いのです。

紹介しているネオテームのように比較的新しい人工甘味料に関しては、長期的な健康を考えると、まだデータの正確性は不安定です。

他の人工甘味料の中には、開発された当初は健康被害がないとされていても、30年~50年という長い年月の中で、ネガティブな研究結果が出てくるということがあります。

そのためネオテームもこれからネガティブな研究結果は出てくることが十分に考えられます。

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情報を自分で取捨選択する時代ですから、何が正しいのか、何が間違っているのかを自分で判断する必要があります。

この記事の結論としては、「摂取するのはおすすめしない」となります。少しでも参考になればと思います。

動画で人工甘味料のことについて学ぼう

YouTubeでは管理栄養士の方や医者の方が、人工甘味料について説明している動画がたくさんあります。

人工甘味料全体について知っておくことは、健康にも大きくかかわってくるので、健康を気にしている方はぜひチェックしてみてください。

おすすめ動画①

おすすめ動画②

おすすめ動画③


今回は人工甘味料のネオテームについてお伝えしました。

まだまだ分かっていないことが多い人工甘味料の1つですが、まだまだ安心して摂取できるほどのデータ量がないので、正直あまりおすすめできるものではありません。

なにも考えずに摂取していたら、数十年後体に大きな負荷を与えることが分かる研究が出ることも十分に考えられます。

そのためネオテームももちろん、人工甘味料に関してはまだまだ分かっていないことが多いので、なるべく控えるように心掛けるようにしましょう。

今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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参考サイト・文献

-健康, 管理栄養士監修

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