生きていく上で欠かせない水。
しかし水といっても様々なものがあり、体にいい水ってなに?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では管理栄養士監修のもと、体にいい水について解説していきます。
【監修者】M.N
福井県出身の管理栄養士。
論文や企業から学んだ正しい知識を、誠心誠意をもって情報発信。
過去に書いた記事は300本以上。大手メディアにも掲載多数。
【経歴・実績】
2016年 健康栄養学科の大学を卒業・管理栄養士を取得
2016~年 大手食品会社勤務 主に商品開発に携わる
2021~年 健康に関する情報発信・Webライターとして活動
目次(本サイトはアフィリエイトを含む記事があります)
水の重要性とは
人間の体の約60%は水分でできており、水は体内で多くの重要な役割を果たします。
水は代謝に必要な栄養素を体中に運ぶ役割や、体温を調整する役割、老廃物を体外に排出する役割などがあります。
また肌や髪の健康維持にも欠かせない役割を持っています。
これらの理由から、水は健康的な生活を送るために欠かせない重要な役割を果たすというわけです。
体にいい水とは
体にいい水とは一定の基準を満たした安全で、飲みやすく栄養価の高い水のことを指します。
具体的には清潔で細菌やウイルスが混入していないこと、発ガン性のある物質が入っていないこと、雑味がなく飲みやすいものが体に良いと言えます。
水の種類と特徴
水には
- 天然水
- ミネラルウォーター
- ナチュラルウォーター
- RO水
- 浄水器で浄水した水
- 水道水
- 炭酸水
- アルカリイオン水
- 海洋深層水
- 水素水
などさまざまな種類があります。
それぞれの水の特徴や選び方を知っておくことで、自分に合った体にいい水を選ぶことができます。
水の種類とそれぞれの特徴については以下の記事で詳しく説明しています。
正しい水の選び方
体にいい水の選び方 体にいい水を選ぶためには、以下のポイントに注意しましょう。
- ミネラル成分が豊富な天然水を選ぶ
- 逆浸透膜(RO)フィルターを採用した浄水器を使用する
- ペットボトルの裏面に表示された水質検査結果を確認する
水道水をおすすめしない理由としては、カルキ臭さや残留塩素といったものがあるためです。
正しい水の飲み方
体重1kgあたり30mlの水を1日に摂取することが推奨されています。例えば60kgの人であれば1日に1800mlの水を摂ることが目安となります。
1日水2Lを飲もうとよく言われるのは、この基準があるからです。
水分補給のタイミング
水分補給は渇いた時に一気飲みするのではなく、1日に数回に分けて適量を摂取するようにしましょう。
特に運動後や汗をかいた後は、早めに水分補給をすることが大切です。
水の温度や飲み方の注意点
水の温度や飲み方にも注意が必要です。水は常温で飲むのが一番ですが、冷たい水は飲みすぎると胃腸を冷やしてしまうため、適度な温度に調節するようにしましょう。
また飲む際には一気に飲むのではなく、小口でゆっくり飲むようにすることで、より効率的に水分を摂取することができます。
体にいい水の美容効果や健康効果
体にいい水はどのような美容効果や健康効果があるのかを見ていきましょう。
美容効果とは
体にいい水を摂取することで、肌の調子が良くなるなどの美容効果が期待できます。
水分が足りていないと肌の乾燥が進み、シワやたるみの原因となります。また、水分補給により代謝が上がり、デトックス効果も期待できます。
水の健康効果とは
健康に良い水の代表的な効果には、次のようなものがあります。水分補給:体内の水分が不足すると、血液の循環が悪くなり、体温調節が上手くいかなくなるなど、体に悪影響を与えます。水分補給は健康に不可欠です。
- 代謝の促進:代謝が良くなると、脂肪燃焼効率が上がり、疲労回復も早くなります。
- 消化器官の機能改善:水は消化器官の働きを促進し、便秘解消にも効果があります。
- 毒素排出:体内の老廃物や毒素を排出するのに水は欠かせません。水を十分に摂ることで、体内の浄化作用が促進されます。
- 免疫力向上:水分が不足すると免疫力が低下してしまうため、十分な水分補給は免疫力向上につながります。
- 脳機能の改善:脳は体内で最も多くの水分を消費している器官の一つです。水分補給は脳機能の改善につながります。
体にいい水の摂取が重要な理由
体にいい水を摂ることが重要な理由は、上述した健康効果や美容効果だけではありません。
現代人はストレスや不規則な生活習慣、加工食品やジャンクフードの食べ過ぎなど、様々な要因から、体内に悪影響を与える物質を摂取しています。
それらの物質は、体内に蓄積され、様々な病気の原因にもなることがあります。そうした状況下で、体に優しい水を摂ることで、体内の浄化作用を促し、健康維持につながると言われています。
体にいいものを知りたい方におすすめの記事
最後に健康を意識しているあなたにおすすめの記事をご紹介!この記事に関係するものをピックアップしているので、ぜひチェックしてみてください。 体にいい食べ物としてよく名前があがる玄米。ですが、 「本当に体にいいの?」 「玄米は体に悪いって聞いた」 と悩む方もいます。そこで今回は管理栄養士監修のもと、玄米は本当に体にいいのか、また体にいい理由 ... 続きを見る 一般的に体に悪いとされる砂糖。ですが調理やお菓子作りには欠かせない調味料です。 そこで欲しいのが体にいい砂糖ですよね。体にいい砂糖とはいったいどんなものがあるのでしょうか? この記事では管理栄養士監修 ... 続きを見る 塩は料理に欠かせない調味料の1つ。多くの料理に使われますが、血圧を上げてしまい高血圧の方は控えるべき調味料です。 そして塩には体に良くない成分が含まれていることもあります。なのでどんなに体にいい食材を ... 続きを見る 酢が美容や健康にいいというのは広く知られています。 最近では飲む酢など調味料の域を超えたおしゃれな商品もたくさん出ています。 健康のために積極的に摂取したい酢ですが、様々な商品が並んでいるとどれを選べ ... 続きを見る 醤油は各家庭に常備してある調味料の一つですよね。 しかし醤油の中には添加物や塩分が高いものなど、体に悪いものもあります。 なのでせっかく美味しい料理に醤油を使っても、結果として体に悪影響を及ぼすことも ... 続きを見る 様々な料理を簡単においしく調理できるめんつゆ。手軽に味付けできて便利なのはとても良いことです。 しかしめんつゆの成分をじっくり見たことはありますか? よく見ると添加物が多いめんつゆもあります。なのでせ ... 続きを見る どのご家庭でも冷蔵庫を開けるとかならず!と言っていいほど、入っているマヨネーズ。 しかしマヨネーズは油分が多く、太りやすい調味料としても代表的なもの。せっかく使うのであれば、少しでも健康にいいものがい ... 続きを見る 食事の主食になる大切なお米は、私たちの食卓には欠かせない存在です。 そんなお米をもっと健康的に摂ることができたらいいですよね。体にいいお米をきちんと選べば、毎日イキイキとした暮らしができることにも繋が ... 続きを見る 料理に欠かせない油。しかし油といっても種類がたくさんあり、選ぶときに迷う方もいるかと思います。 毎日のように使うものだから、できるだけ体にいいものを選びたいものですよね。 そこでこの記事では管理栄養士 ... 続きを見る マーガリンはコレステロールやトランス脂肪酸の含有量が多く、心臓病リスクを増加させるリスクがあることが示唆されています。 ですが朝食の定番である食パンなどには欠かせないものですよね。そこでこの記事では、 ... 続きを見る 焼肉をより美味しく食べるために使われる焼肉のたれ。 様々なメーカーから販売されていますが、その種類は多様にあり、中には体に悪い焼肉のたれもたくさんあります。 この記事では管理栄養士監修のもと、健康的に ... 続きを見る 様々な料理に使われるケチャップ。程よい酸味とトマトの甘みが魅力的ですが、ケチャップは塩分や糖分が多く含まれることがあります。 また添加物が多いという意見もあり、「体に悪い」というイメージがあります。 ... 続きを見る
関連記事【管理栄養士監修】玄米は体にいい悪いどっち?体質改善におすすめな玄米も紹介
関連記事【管理栄養士監修】体にいい砂糖10選!一番体にいい砂糖・害の少ない砂糖とは?
関連記事【管理栄養士監修】体にいい塩10選!2024年版ランキング・ミネラル豊富のおすすめ塩を紹介!
関連記事【管理栄養士監修】体にいいお酢10選!栄養士おすすめの酢で健康的な毎日を過ごそう
関連記事【管理栄養士監修】体にいい醤油10選!体への影響が少ない無添加醤油をご紹介!
関連記事【管理栄養士監修】体にいいめんつゆ10選!無添加なのにおいしい麺つゆを紹介!
関連記事【管理栄養士監修】体にいいマヨネーズ10選!美味しいのに健康的な無添加マヨネーズをご紹介!
関連記事【管理栄養士監修】体にいいお米10選!毎日食べるのにおすすめのお米をご紹介!
関連記事【管理栄養士監修】体にいい油とは?健康になれるおすすめの油23選!
関連記事【管理栄養士監修】体にいいマーガリン10選!健康的にパンを食べられるマーガリンを紹介
関連記事【管理栄養士監修】体にいい焼肉のたれ5選!無添加のおいしいタレを手に入れよう!
関連記事【管理栄養士監修】体にいいケチャップ10選!無添加なのにおいしい健康ケチャップを紹介
水は人間にとって重要な栄養素を運びたり、老廃物を排出したり、肌を正常に保ったりなど健康と美容に良い効果があります。
できれば水道水ではなく、浄水された水や、有害な物質が入っていないミネラルウォーターを選ぶようにしましょう。
また飲む際は一気に飲むのではなく、約2Lを一日に複数回に分けて飲むようにしましょう。
今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
KURAKURAでは、管理栄養士など様々な専門家の監修のもと、暮らしに役立つ情報を発信しています。ぜひまたご覧ください。