チョコレート好きにはたまらない美味しさに加え、健康効果が期待できる「体にいいチョコレート」。
しかし種類や選び方、食べ方などがわからず、何を選べばよいのか迷ってしまうこともありますよね。
そこで、本記事では管理栄養士監修のもと、「体にいいチョコレート」の定義や特徴、効果から選び方、食べ方、おすすめ商品まで幅広く解説していきます。

【監修者】M.N
福井県出身の管理栄養士。
論文や企業から学んだ正しい知識を、誠心誠意をもって情報発信。
過去に書いた記事は300本以上。大手メディアにも掲載多数。
【経歴・実績】
2016年 健康栄養学科の大学を卒業・管理栄養士を取得
2016~年 大手食品会社勤務 主に商品開発に携わる
2021~年 健康に関する情報発信・Webライターとして活動
目次
「体にいいチョコレート」とは?
チョコレートといっても様々な種類があります。実際のところ身体に良いものもあれば悪いものもあります。
ここでは体に良いチョコレートとは一体どんなものなのか、ということについて解説していきます。
「体にいいチョコレート」の定義と特徴について
「体にいいチョコレート」とは、カカオの豊富な栄養素を含み、健康に良い影響を与えるチョコレートのことを指します。
一般的なチョコレートと比べて、カカオ含有量が高く、添加物が少ないものが「体にいいチョコレート」とされます。
体にいいチョコレートはポリフェノールが豊富で、美肌効果や痩せやすい体質に導く効果などが期待できます。
体に悪いチョコレートとは?
反対に体に悪いチョコレートとしては、カカオ含有量よりも砂糖の量が多いものを指します。
区別する方法としては原材料を見て砂糖が一番最初にくるものは、基本的には体に悪い影響を与えると考えてよいでしょう。
砂糖が多いチョコレートは糖質量が高く、太りやすかったり血糖値を急上昇させたりなどのリスクがあります。
「チョコレート」が健康に良い理由と効果について
チョコレートは体にいいという印象がありますが一体どのような理由があるのでしょうか。
ここではチョコレートが健康にいい理由や、その効果について解説していきます。
チョコレートに含まれる栄養素や効能について
チョコレートを作るために使用されるカカオには、ポリフェノール、ビタミンE、マグネシウム、亜鉛などの栄養素が豊富に含まれています。
これらの成分には、抗酸化作用や血行促進、ストレス緩和、脳機能改善、免疫力アップなどの効果が期待されます。
ポリフェノールの効果について
カカオに含まれるポリフェノールには、抗酸化作用や炎症を抑制する効果があります。
またポリフェノールは血圧を下げ、動脈硬化や心臓病のリスクを低下させることがわかっています。
美肌効果について
カカオには肌の老化を防ぐ効果があるとされるポリフェノールや、血行を促進するテオブロミンなどが含まれています。
これらの成分により、肌のハリや弾力が増し、美肌効果が期待できます。
「体にいいチョコレート」の種類と選び方について
ここでは体にいいチョコレートの種類や選び方について解説していきます。
カカオ含有量の基準と選び方
「体にいいチョコレート」を選ぶ際のカカオ含有量の基準は、70%以上が理想的とされています。
カカオ含有量が高いほど、ポリフェノールやカカオの豊富な栄養素を多く含んでいるため、健康に良い影響を与える効果が期待できます。
またカカオの品種や産地、製法によっても、味わいや香りが異なるため、自分の好みに合ったものを選ぶことが大切です。
低カロリーで食べられる「体にいいチョコレート」の種類
低カロリーで食べられる「体にいいチョコレート」としては、キヌア、豆乳などを使用したチョコレートや、ステビアやキシリトールなどの天然甘味料を使用したものがあります。
糖質オフとかかれているものもカロリーが低いとされていますが、アセスルファムKやアスパルテームといった人工甘味料が使われたものは注意が必要です。
▼詳しくは以下の記事をご覧ください 「砂糖は体に悪い」 「甘いもの食べたいけど砂糖はとりたくない」 「ダイエット中だから甘いものを食べられない」 「血糖値を気にしているから砂糖は取れない」 そんな悩みを解決するように作られた人工甘味料。 ... 続きを見る
関連記事【管理栄養士監修】人工甘味料の危険度ランキングを公開!安全なものはある?【2023年最新】
「体にいいチョコレート」の食べ方について
体にいいチョコレートも食べるタイミングを考えることでより良い効果を得ることができます。
ここでは体にいいチョコレートの食べ方について紹介していきます。
チョコレートを食べるタイミングについて
チョコレートを食べるタイミングとしては、おやつやデザートとして食べることが多いですが、運動前や勉強前に食べることで、集中力や運動能力を高めることができるとされています。
比較的すぐにエネルギーとして使うことができるので、集中したい時や大会前などに食べることをおすすめします。
チョコレートを食べすぎるとどうなるのか
チョコレートを食べすぎると、糖質の過剰摂取になり、肥満や虫歯などの健康被害を招くことがあります。
またカフェインやテオブロミンなどの刺激物質が含まれているため、夜遅くに食べると睡眠の質が低下する可能性もあるため注意しましょう。
チョコレートのおすすめの食べ方について
チョコレートのおすすめの食べ方としては、少しずつ噛みながら、ゆっくりと味わうことが大切です。
またチョコレートにはステインが含まれているので、歯が黄色くなる可能性もあります。
そのためなるべく歯に当たらないように、舌で溶かすというのも一つの方法です。
「体にいいチョコレート」のおすすめ商品紹介
たくさんの種類があるチョコレートですが、どのようなチョコレートを購入すればよいのでしょうか?
ここでは購入すべきチョコレートと、管理栄養士おすすめのチョコレートをご紹介します。
カカオ含有量70%以上の商品
カカオ含有量70%以上の商品としては、ダークチョコレートやビターチョコレートが代表的です。これらの商品には、ポリフェノールやカカオの豊富な栄養素が含まれており、健康に良い影響を与える効果が期待できます。
管理栄養士おすすめのチョコレート
ポリフェノールが豊富な商品
ポリフェノールが豊富な商品としては、トリニタリオ種やフォルスター種のカカオ豆を使用した商品がおすすめです。
また、アサイー、ブルーベリー、クランベリーなどのスーパーフードと組み合わせた商品も注目されています。
管理栄養士おすすめのチョコレート
ナッツ入りのチョコレート
カカオ含有量が高いチョコレートも体にいいですが、チョコレートと混ぜられることも多い「ナッツ」も体にいいです。
食物繊維が豊富なので、腸を整える効果も期待できます。
管理栄養士おすすめのチョコレート
体にいいチョコレートに関するよくある質問
最後に体にいいチョコレートに関するよくある質問について 答えていきます。
「体にいいチョコレート」を選ぶ際のカカオ含有量の基準は何ですか?
「体にいいチョコレート」を選ぶ際のカカオ含有量の基準は、70%以上が理想的とされています。
チョコレートを食べすぎるとどのような健康被害が起こるのでしょうか?
チョコレートを食べすぎると、糖質の過剰摂取になり、肥満や虫歯などの健康被害を招くことがあります。
またカフェインやテオブロミンなどの刺激物質が含まれているため、夜遅くに食べると睡眠の質が低下する可能性もあります。
糖質制限中でもチョコレートを食べることはできますか?
糖質制限中でも、低糖質であるチョコレートを選ぶことができます。
ステビアやキシリトールなどの天然甘味料を使用したものや、糖質をカットした商品がありますので、糖質制限中でもおすすめです。
ただし原材料や栄養成分表をしっかり確認し、適量を守って食べることが大切です。
体にいいチョコレートのまとめ
「体にいいチョコレート」とは、カカオ含有量が高く、ポリフェノールやカカオの豊富な栄養素を多く含んでいるチョコレートのことを指します。
本記事ではその特徴や効果、選び方、食べ方、おすすめ商品の紹介、疑問や悩みについて解説してきました。
糖質制限中でも食べられるチョコレートの選び方や、健康的なチョコレートの選び方や食べ方を知り、健康的な生活を送りましょう。